WC予選、日本代表が珍しく決定力のみでタイを破る。 日本4-0タイ。

 ロシアW杯アジア最終予選B組、日本はタイとホームで対戦した。
日本の先発メンバーは、こうなった。

自分の予想が外れたのは、GKのみ。 西川ではなく川島永嗣。
攻撃重視で西川だと思ったのだが、ハリルホジッチ監督は、タイ相手といえども、守備重視なのだな。
ボランチも守備重視だし。

 前半、タイが前に積極的に出てきた。
そんな中、前半9分、右サイドで久保が仕掛けて、グラウンダーのクロス、受けた香川がシュートフェイントでDFを交わして、シュートを決めた。 見事だった。
そして、前半19分、またもや久保がアーリー気味に速いドンピシャクロス、岡崎がニアで頭で合わせてネットを揺らす。 岡崎らしい素晴らしいゴール。

 しかし、ここからがいただけなかった。
日本がパスミスを連発。
それをカットされて、防戦一方に追い込まれた。
早くハーフタイムになってくれ、と願ったほどだ。
1点取られていたら、やばかったかもしれない。

 後半、ハリルホジッチが指示を出して、建て直るだろうと思っていたんだが、変わらずタイに押し込まれる。
しかし、後半12分、久保がスローインを受けて、フリーになって、狙いすまして左足でゴール右上隅にゴールを決めた。
これで、試合が決まった。 1ゴール2アシストの大活躍。
 最後、途中交代の清武のCKを吉田麻也が豪快にヘッドで決めて、4-0。
GK川島が、PKをセーブするおまけつき。
川島は止めそうな雰囲気むんむんだった。
西川にはないところ。 反応の良さを見せつけた。
川島は、第一GKの位置を取り戻した。 信じられないことに。

 試合は、4-0で完勝だったんだが、印象はとても悪い。
タイの方がいいサッカーをしていたと思う。
シュート数、12 vs 14(タイ)に表れている。
なぜ、そうなったか。 ボランチのパスの供給力のなさによる。
酒井高徳と山口は、DFからパスを受けても全然前を向けず、ほとんどパスをDFに返していた。
だから、DFはロングボールを蹴るしかなかった。
酒井高徳がこれほどパス能力がないとは思わなかった。
よくドイツでボランチを3試合もやってたな。
これは、DAZNでチェックしないと。
香川がボールを受けに顔を出していないというのもあったと思うが。

 自分はやはり香川より清武だと思う。
香川には高い個人技はあるが、チームを機能させるプレーはできない。
そして、今日本代表の中央に必要なのは、機能させる選手だ。 それは、清武。

 あと、本田もダメだな。
動きが鈍重。 以前からスピードはなかったが、キレはあった。
久保に右サイドを奪われた上、あの動きならどこにも使えないよ。
兎に角、移籍して試合に出ないことには、ダメだ。

 冷静に見ると、久保だけで勝ったと言える。
前半戦は、原口が救世主だったが、後半戦は久保が救世主だな。
なんだかんだ言いながら、次世代の選手が出てくるところが、日本が少なくともアジアでサッカー大国である由縁だな。

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