ワールドカップ前の親善試合で、日本代表はスイス代表と対戦した。
最初、スイスが前からプレスをかけてくる。
その対応に苦しむが日本も持ち直す。
あっという間に、ザックの頃のパスサッカーに戻っていた。
まあまあ、パスは繋げていた。
ただ、酒井高徳の所でパスが詰まる。
ガンバでのオジェソクみたいだ。
酒井高徳は、残念ながらテクニックが一段レベルが落ちる。 スピリッツはいいんだけどね。
なぜ、酒井宏樹ではなく、酒井高徳を使うんだろう?
そして、その酒井高徳がやられる。
前半41分、エンボロが左サイドでプレスに行った酒井高徳を交わして、ドリブルでスピードに乗る。
そして、PA内で吉田に体ごと倒され、PKを獲得する。
そのPKを決められ、先制される。
少し押されながらも、互角の戦いをしていただけに、残念な失点だった。
酒井宏樹なら、エンボロに交わされることはなかっただろう。
酒井高徳は、安直に勢いに任せてプレスに行ったため、簡単に交わされたのだ。
前半は、0-1で終了。
後半、日本が攻めに出るが、スイスはカウンターに徹する。
消えていた宇佐美に代わって乾の投入で、左サイドが活性化する。
乾のドリブルは効いていた。
しかし、チャンスは作る物の、決定機は作れない。
点を取ろうと、さらに日本が前がかりになる中、
後半37分、スイスのカウンター、ワンツーでPAの左サイドの奥深くに侵入されるが、酒井宏樹が見事な対応でスライディングで止めるかに見えたが、シャキリがそれを見て、瞬時にクロスを止め、ワンテンポ遅らせてから、酒井の足を避けて、ふわりと浮かせたクロスを供給、ファーサイドからヘディングでゴール前へ折り返され、ボレーをたたき込まれた。
万事休す。 見事なカウンターだった。
特にシャキリの冷静な判断が素晴らしかった。
このまま、0-2で試合終了。
この試合をどう見たらいいんだろう。
スイスは、世界ランキング6位のチーム。
見ていて、これで6位かと思った。 6位にわりと戦えたのか、それとも本気を出させきれなかったので、それなりの試合に見えたのか、判断に苦しむ。
まあ、欧州のチームと戦うとそれなりの試合にはなるんだな、いつも。
見ていて思ったのは、あっという間に昔のパスサッカーの日本代表に戻ったなということだ。
それなりに攻めれるが、点は取れない。
ハリルはそれを嫌って、変えようとしたんだが。
本田は、やっぱりトップ下が一番力が発揮できる。
しかし、往年のキレがないので、シュートはブロックされる。
香川もキレがないね。
原口は日本の攻撃のキーマンだよ。 だから、左サイドで使うべき。
右サイドだと、シュートまで持っていけない。
宇佐美より、原口。 デュッセルドルフで、宇佐美は右サイドでもやれてるんだから、右サイドで使うべき。
宇佐美は、なぜか消えていた。 ポジション取りが悪かったのかな。
長谷部と大島は、まあまあの出来。
長友は良かった。 守備はほとんどやられてなかったし、攻撃参加もスムーズ。
酒井高徳は控えだな。 なぜ酒井宏樹を使わないのか?
酒井はボールを持っても落ち着いているし、凄いレベルアップしている。
まだ、フィジカルが戻っていないならまだしも、そうでなければ、西野監督は失格だな。
吉田麻也は、時々やらかしてしまうな。 これは、CBの宿命なのか?それとも吉田の悪い癖なのか?
槙野は、相変わらずゴール前で反則するが、まあ頑張ってるのかな。
それより、GK川島が問題だ。
失点にはつながらなかったが、前に飛び出したのにボールに触れなかったり、素早いスローインのボールを相手に取られて、シュートを打たれたり、ガーナ戦に続いて、ミスが散見された。
これは、ヤバイ。 パラグアイ戦は東口を試してみるべきだな。