河合克敏作のマンガ「とめはねっ!」が14巻で終了、読んだ。
最後、メインの高校生全てをハッピーエンドで終わらせるという軟弱さを出してしまったが、読後感の清々しさは、久しぶりだなっと感じた。
これぞ、青春マンガという感じ。
この読後感は、やはり柔道女子の望月結希のさわやかさによる所が大きい。
女子高校生の姿をした男子みたいだが、嫉妬心を入れて女子にしてる。
周囲の人たちが、常識の許せる範囲で個性的だから、現実感があって面白い。
それに、良く知らない書道の世界が興味深い。
アートは好きだが、展覧会では、書道を含む書の品は、ぱっとしか見ていなかったが、このマンガは、ちょっととっかかりになったかな。
作者は、8年かけて、じっくりと描いて、きちんと終わらせた。
そこも素晴らしい。
マンガは、長々と続けて、どうしようもなく、つまらなくなってしまうことが多いから。