滋賀県立近代美術館に生命の徴─滋賀と「アール・ブリュット」展を見に行った。
「アール・ブリュット」とは、「生(き)の芸術」と訳されるけど、障害のある人達の作品のこと。
以前、TVでフランスで開催されていた日本の「アール・ブリュット」を見て、結構いけるんじゃないかと興味を持ったので、今回見に来た。
滋賀県の施設では、創作活動が盛んだそうだ。
滋賀県立近代美術館。
基本暗い色調の作品が多かった。
それに、この写真を見てわかるように、先のとがった形状をした作品や、こうした突起物が無数についた作品が目に付いた。
頭の中にあるイメージが、あまりいいもんじゃないんだろうな、と思ってしまう。
その中でいいなと思ったのは、「谷口ちよ子」の茶と黒の色がいい粘土作品、「萩野」さんの刺繍の青と白の世界かな。
断トツで優れていたのは、「吉川敏明」の木炭画だ。
絵に力があった。