正倉院展を初めて見てきた。
混んでた。
楽しみだったのだが、中身は期待外れだった。
古文書が結構多くて、それがつまらない。
例年がどおだか知らないが、工芸品も少なかった。
人が多くて見にくいし、絵柄や細工が細かいので、ガラスケース越しでは、よく鑑賞できないのだ。
がっかりだ。
今回の目玉の、「鳥毛立女屏風」。
教科書でよく見かける奴だ。
服の模様が鳥毛と思っていたのだが、この絵の上に実際に本物の鳥の毛が貼られていたらしい。
勿論、今は脱落しているのだが、その痕跡が残っていたらしい。
これには、驚いた。
今でこそ、モダンアートと言って、絵に物を貼って、さも芸術です、と威張っているバカな作品が多いが、1300年も前の天平時代に同じことがやられていたなんて。
絵自体は、大してうまくないのだが。
「人勝残欠雑張」
年賀の挨拶の飾り物らしい。
優雅な趣味だ。 年賀状の起源だったりして。
「紫檀木画挾軾」
聖武天皇ご遺愛のひじつき。
これは、優雅な形をしている。
本展で一番のお気に入りかな。
特に、脚の中央の白い継ぎの辺りのデザインが好きだ。
「鳥獣花背方鏡」
四角い鏡が珍しいかも。
鳥獣花の模様が、ガラスケース越しでは、鑑賞が難しい。
「桑木阮咸」
円形の胴を持つ四絃の楽器。
古代の作例は正倉院に2点あるのみという逸品。
けど、ぴんとこなかった。
今回の正倉院展は、期待外れだったけど、太古に思いを馳せ、ロマンを味わういい機会だった。
コメント
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