ちょっと前の話になるけど、大阪中之島美術館で、「モディリアーニ ─愛と創作に捧げた35年─」を見てきた。
イタリア出身のアメデオ・モディリアーニは、エコール・ド・パリの一員としてピカソや藤田嗣治などと共に活躍しました。芸術の都パリで個性的な作風を確立し、生涯に多くの肖像画を描きました。本展では、国内外で所蔵されるモディリアーニ作品を中心に、モディリアーニ芸術が成立する軌跡をたどりますとのこと。
2008年に国立国際美術館でモディリアーニ展を見てるね。
酷評してる。
あまり気乗りがしなかったんだけど、新しく出来た大阪中之島美術館ということで。
★モディリアーニ「カリアティード」
カリアティッドとは、建物の梁を支える人型の柱である。モディリアーニは、ギリシャに代表されるカリアティッドに魅せられ、その彫刻を作っていた。そして、その習作として、デッサンや絵を描いていた。その絵が、その後のモディリアーニの肖像画の原点となっている。モディリアーニ特有の細長い首や顔は、カリアティッドの絵に見られる。
ということで、カリアティードがモディリアーニの絵の原点だね。
★モディリアーニ《髪をほどいた横たわる裸婦》
大阪中之島美術館の自慢の一品。 この絵があるから、開いた展覧会みたいなもの。
何度目にしたことかわからないな。
★モディリアーニ「座る裸婦」
横たわる裸婦と並べてあったけど、こっちの絵の方が好きだね。
★モディリアーニ《少女の肖像》
グレタ・ガルボが所有していたということで有名みたいだけど、駄作もしくは贋作だろう、これは。
「可愛いルイーズ」が薄青を基調とした絵で好きかな。
まあ、わりと絵は集められていたと思う。
同時代のパリの画家の絵も面白かった。
ボッチョーニの「街路の力」:昔見たことがあって、現代絵画だけど面白い絵だなと思ったんだけど、この頃の画家なのか。
キスリングが葬式を出したそうだ。 ポーランド出身で異国の地に来た同士、気が合ったのかな。 というか、同じユダヤ人としてか。 この画家も独特なエキゾチックな絵を描くけど、好きだな。