あべのハルカス美術館で創建1250年記念「奈良 西大寺展」 叡尊と一門の名宝を見てきた。
創設1250年を迎えた西大寺は聖武天皇と光明皇后の娘である称徳天皇によって創建され、東大寺などとともに「南都七大寺」に数えられる名刹。 西大寺中興の祖・叡尊を中心に同寺等に伝わる仏教美術を紹介する展覧会。
案外、国宝・重要文化財が多かった。
★「興正菩薩坐像」 善春 (奈良・西大寺)
国宝。 鎌倉のリアルな彫刻。 国宝までいくかどうかは、?かな。
★「聖徳太子立像」 善春 他 西大寺
これは、力強くてとても気に入った。 すっくとした立ち姿も素晴らしい。
隣にあった大黒天立像もなかなかいい。
これも善春かもしれないと書かれていたが、善春かもしれない。
立ち姿がいいからねえ。 ちょっと唇を歪めた顔も面白い。
★「文殊菩薩騎獅像」(奈良・般若寺)
力強い獅子。 文殊の顔もどことなく不敵。
後醍醐天皇が討幕を企てた時、作らせたそうだ。 そういう思いが反映されていると思う。
横から見ても素晴らしい。 一番見惚れてたかな。
★「木造不動明王及び脇侍像のうち矜羯羅童子立像・制多迦童子立像」 湛海、院達 奈良・宝山寺
脇侍が表情豊かで面白い。
ちょっと作品が少ない気がしたが、それなりに名品があった。