国立国際美術館で 「プーシキン美術館展」 ――旅するフランス風景画 を見てきた。
珠玉のフランス絵画コレクションで知られるモスクワのプーシキン美術館。 同館が所蔵する17世紀から20世紀の風景画65点を展覧する。
印象派・後期印象派・フォービズム・ナビ派・キュビズムと幅広い絵が展示されていた。
65点は少ないけど、まずまずの絵があった。
★アルビニー「女性のいる森の風景」
水辺の森、爽やかで鮮やかな緑。
★モネ「白い睡蓮」
緑で覆われたスイレンの池。 初期の絵だけど、美しい。
★アンリ・マティス「ブーローニュの森」
フォービズム前の絵。 森の中の小径。 黒っぽいけど、美しい絵。
マティスはマティスになる前から、いい絵を描いていた。
★ブラマンク「小川」
隣にセザンヌの絵があったから、一瞬セザンヌの絵かと思った。
ブラマンクはセザンヌの影響を受けていたんだなあ~。
★セザンヌ「サント・ヴィクトワール山、レ・ローブからの眺め」
セザンヌ最晩年の絵。
黒っぽくて、山の手前は何を描いているのか、分からない、そんな絵。
キュビズムの誕生に繋がっていると考えられているようだ。
モネの最晩年の絵も色を塗りたくった絵になっているけど、セザンヌも同様なことになっているとは知らなかった。
色は美しくないし、山の形も変だし。 謎だな。
★オトン・フリエス 「カシスの木々」
何か、面白い絵。
コメント
私はエドゥアールレオンコルテスの「夜のパリ」がお気に入りです。
ネットで絵を確認。
確かに街路にこぼれる店の灯りが印象的な絵でしたね。