大和文華館で国宝「松浦屏風」と桃山・江戸の絵画-都市のにぎわいと成熟-を見てきた。
数は50点と少ないけど、なかなか珠玉の作品や面白い絵もあって、楽しめた。
この美術館は、いい絵を持ってるよ。
この絵はいいね。
それにしても、後ろの垂れ幕の竜巻き模様が並んでいるのは、何だと思ってしまう。
凄く斬新だ。 こんな綺麗でもない模様をしかもたくさん描くか、普通。
この絵の絵師の発想ではなく、実際にこういう垂れ幕があったんだと思う。
このデザインの斬新さが、戦国から江戸にかけての時代の凄さだと思う。
なんか面白いから、描いちゃえ、という発想。 凄いなあ。
豪華な絵だねえ。
人物はうまいとは思わないが、風俗が興味深いのと、何と言っても着物のデザインが凄い。
紅の格子縞、ウサギの枡目書き、波の上には因幡の白ウサギと、自由自在のデザインで、しかも美しい。
何度も書いてるけど、桃山・江戸の着物のデザインは世界的に見ても凄いと思う。
今、これらの着物がファッションショーに出てきたら、絶賛されると思う。
欧米人が感じるであろうエキゾティズムを除いても。