「アドルフ・ヴェルフリ展」  ~兵庫県立美術館~

 兵庫県立美術館で「アドルフ・ヴェルフリ展」を見てきた。

 アール・ブリュットを代表する伝説的芸術家アドルフ・ヴェルフリの日本初となる大規模な個展。
スイスの首都ベルン近郊の貧しい家庭に生まれたヴェルフリは、性犯罪で牢屋に、その後、精神科病院に収容され、そのまま66年の生涯を終えた。しかし、彼はそこで、『揺りかごから墓場まで』等の物語の数々をつむぎだし、全45冊、25,000ページという莫大な量の絵や詩や曲を書いた、とのこと。

 普段もそうだが、こういう絵を見る時は、できるだけ先入観を排して見るようにしている。
直に見て、ぐっとくるかどうか。
滋賀県立近代美術館で「アール・ブリュット」展を見たときは、期待外れだったけど、今回はどうかな?


まあ、大体こんな感じの絵だ。
ふ~む、とじっくりと見ていく。
ぎっしりと描き込まれている。
余白は、埋めずにはいられない。
その内、どれもこれも似たようなもんだ、ということに気付いた。
特に驚くべき所もない。
馬鹿じゃないのか。 こんな絵をありがたがるなんて。
精神病患者でなければ、見向きもされない絵だ。
あまりに量が膨大なのと、中世のような感じの絵なので、騙されているのだろう。
精神病患者の治療としての意味はあるのだろうけど。

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