岩手県盛岡の北にある日本百名山の岩手山2038mに登った(2015/09/29)。
盛岡から4号線で北上、滝沢で西へ、馬返しの駐車場に車を停めた。
最後、原生林の中の真っすぐな道をひたすら走るので、その広さを実感できた。
登山口。
気持ち良い森の中を緩やかに登っていく。
0.5合目の旧新道別れ。
ここは、左の旧道を行く。
旧道の方は、谷沿いで少し展望がいいようだ。
旧新道はここで合流。
少しずつ急になっていく。
振り返ると、もう雄大な裾野が見える。
2.5合目の旧新道別れ。
ここは、迷ったけど右手の新道を行く。
旧道は、ガレた登山道だけど、見晴らしがいいらしい。
新道は、木々の中を歩くので、見晴らしはあまりないとのこと。
楽そうな新道を選んだ。
黄葉の中を歩く。
紅葉も。
所々、新道への別れがある。
気が変わったら、新道へ行けるようだ。
登山道より離れた所の方が、紅葉がきれいに見える。
同じく。
青空と底が水平に広がった雲が気持ちが良い。
道が緩やかになり、ハイマツの道となる。
低木の紅葉もいい。
七合目で旧新道が合流する。
この辺りから、雨と風が出てきた。
八合目の避難小屋
雨と風が強くなってきた。
たまらないので、避難小屋の中へ入る。
わりと人がいた。 皆、一時避難のようだ。
雨と風にさらされたおかげで、凄く寒くなってくる。
ここで昼飯を食べて、天候が回復するのを待つ。
雨はやんだようだ。
いた人の話によると、頂上付近は凄く風が強くて、とても歩けないそうだ。
お釜周囲の吹きっさらしを歩くコースだからなあ。
昔、巻機山の吹きっさらしであまりに風が強く立って歩けず、泣く泣く引き返した経験を思い出した。
しょうがない。 ここで断念。
引き返すことにした。
1100mも登ってきて、ここからいよいよ楽しみという所で引き返すのは、ほんと無念なんだけど。
八合目より上はガスってるけど、下はそうでもない。
ここが境界。
下界の眺めはいいんだけど。
大きな岩。
雄大な雲が原生林に影を落としている。
雲の底が水平になって長く伸びているのが、面白い。
ここにも大きな岩が。
左下が登山口かな?
今朝来た車道が森の中をまっすぐ貫いているのがわかる。
岩手山を振り返る。
晴れてるように見えるんだけどなあ。
1合目の旧新道別れ。
ここは左手の新道を降りる。 登りは旧道。
七合目では、登りと同じ新道で降りて来た。
林の中を下っていく。
登山口に降りて来た。
名残り惜しく、岩手山を振り返る。
はあ~、残念。
翌日、岩手山は、初冠雪となった。
そう言えば、雨に少し雪が混じってたからなあ。
(コースタイム)
駐車場7:45 → 8:45 2.5合目8:55 → 5合目9:45 → 10:55八合目の避難小屋11:55 → 12:55 5合目13:00 → 2.5合目13:50 → 駐車場15:00
ダケカンバ(地点B)。
橙色を帯びるダケカンバの樹皮。
ダケカンバの葉。
オオカメノキ。
オオカメノキの樹皮。
円形の葉で、基部が湾入するオオカメノキの葉。
葉裏の脈上に星状毛。
ミネカエデ。
ミネカエデの樹皮。
5裂、2~3重になった粗い重鋸歯で、コミネカエデ、ナンゴクコミネカエデ、ミネカエデ。
横幅が広い長方形状で、裂片の先が長く伸びない、ミネカエデ。
紅葉が黄色のミネカエデ。
キブシ。 たぶん。
キブシの樹皮。
キブシの葉。
ナナカマド。 カエデに隠れてるけど。
ナナカマドの平滑または縦・裂の樹皮。
やや横長の皮目。
鋸歯の羽状複葉。
赤い実でナナカマド。
ツリバナ。
ツリバナの樹皮。
対生で鋸歯のツリバナの葉。
5裂するツリバナの赤い実。
ヤマボウシ(地点A)。 樹冠が横に水平に広がっているのが面白い。
所々鱗状にはがれるのヤマボウシの樹皮。
弧を描く側脈、縁が細かく波打つヤマボウシの葉。
ホオノキ。
大型の掌状複葉でトチノキ・コシアブラ、または似たホオノキ。
小葉柄に似た枝があるので、ホオノキまたはコシアブラ。
全縁で、葉が5枚でないので、ホオノキ。
ミズナラの美しい樹林。
ミズナラの縦・裂の樹皮。
この感じの樹皮は、コナラ・ミズナラ・クリ・クヌギ・アベマキ。
紙状にはがれているので、ミズナラ。
先太りの葉で、コナラ・ミズナラ。
葉柄がごく短いので、ミズナラ。