八ヶ峰の登山記の続きです。
モミ(地点A)。 ところどころで見られた。
モミの網・裂の樹皮。
葉軸が茶色なので、モミ・ツガ・トウヒ。
葉先が二叉なので、モミ。
コナラ(地点B)。
コナラの縦・裂の樹皮。
この感じの樹皮は、コナラ・ミズナラ・クリ・クヌギ・アベマキ。
先太りの葉でコナラ・ミズナラ。 葉柄が1cmあるので、コナラ。
コナラの林(地点B)。
ウリカエデ(地点C)。
緑色の縦・筋の樹皮で、ウリカエデ・ウリハダカエデ。
浅い切れ込みの3分裂でウリカエデ。
ブナ(地点D)。
ブナの灰色で平滑の樹皮。
葉の縁が波形。 葉の下よりで太い。
側脈が7~11対。 冬芽が細長くて尖っている。
これもコナラの林(地点E)。
コシアブラ(地点F)。 中央の少し細い木。
灰白色で平滑の樹皮。
5枚の掌状複葉で、コシアブラ・トチノキ。
先が糸状の鋸歯で、コシアブラ。
ウリハダカエデ(地点G)。
樹皮は、灰褐色で縦に浅く裂けている。
若木は緑色だが、成木は灰褐色。
葉裏の脈上に赤褐色の毛があるのでウリハダカエデ、無毛ならホソエカエデ。
クリ(地点H)。
クリの縦・裂の樹皮。
この感じの樹皮は、コナラ・ミズナラ・クリ・クヌギ・アベマキ。
細長い葉で、クリ・クヌギ・アベマキ。
鋸歯の先まで緑色でクリ。 クヌギ・アベマキは、鋸歯の先は緑色が抜けている。
コハウチワカエデ。
樹皮は、灰青褐色で滑らかだが、立てに筋が入る。
9分裂。
イヌシデ。
樹皮は、灰褐色で滑らかだが、立てに筋が入る。
葉柄に毛があるので、アカシデでなく、イヌシデ。
縦・裂の樹皮の木が多く見られ、確認できたのは、コナラとクリだった。
コナラ林は美しかった。
また、灰褐色で縦・筋または縦に浅く裂けている樹皮の木も多く見られた。
この場合、当て嵌る木の種類が多いので、同定が難しい。
ウリハダカエデ、コハウチワカエデ、イヌシデが確認できた。
灰色で平滑の樹皮だと、ブナとコシアブラが確認できた。
自分が見てきた印象では、丹波・丹後あたりでは、樹林が美しい。
自然林でも、密生することなく、ほどよい間隔で生えているのが、美しく感じる要因かもしれない。
そして種類が多く、生き生きとして見える。