タンス預金が43兆円にも。

 日本の現金の残高は2016年末に102.4兆円と過去最高に達した。そのうち約43兆円はタンス預金とみられている(こちら)。
12年は年間1.7兆円増、13年は2.4兆円増、14年は2.4兆円増、15年は4.8兆円増、16年は3.1兆円増だそうだ。

 タンス預金なんて、利子はつかないし、盗まれる危険性はあるしで、やるのはバカだと思っていた。
しかし、資産家の節税対策と言われれば、そうかと思った。
相続税強化が2015年1月にあったし、16年の確定申告から3億円以上の財産を持っている人は、資産内訳を提出する「財産債務調書」の提出が義務付けられた。

 なるほど、現金を隠し持っておけば、税務署は把握できないわけだから、その現金を子供に贈与しても、贈与税は発生しない訳だ。
銀行等の金融機関に預金しておかなければ、ばれない。

 銀行の預金口座へのマイナンバーの付番は2018年を目処、2021年以降は義務化することも目指していると言われていて、益々タンス預金が増えそうだな。
証券会社の口座では、新規開設は、2016年1月からマイナンバーの通知が必須となっていて、既存の口座でも2018年12月末までに提出することが必要になっている。
じわりじわりと課税強化策が取られている。 というより脱税対策と言った方が正解かな。
こんなのんびりやらずに、即やれよと思ってしまう。

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