「2017 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」  *西宮市大谷記念美術館

 西宮市大谷記念美術館で「2017 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」を見てきた。
4年連続になる。

 子どもの本専門の国際見本市ボローニャでは毎年、絵本原画のコンクールが行われており、今年は61カ国3368の応募があり、日本人6名を含む26カ国75作家が入選、その作品の展覧会である。 作家ごとに5点の絵が展示されている。

★ロラ(スペイン)  「あのキャンプの思い出」
淡いブルーの森を主題とした美しい絵。 洞窟の絵の構図が面白い。 見上げる感じが出ていて。

★バティスタ(イタリア)  「ああ、びっくり」
白・黒・灰色の渋い単純な色彩を使いながら、美しい。
主役の狐だけが肌色でアクセントをつけている。

★ゾシャ・ジェルジャフスカヤ(ポーランド)  「一本の糸」
最初の2枚は、子供目線の構図。 絵本らしい。
見てると、芸術家の線だなあと感じる。
今回、一番の絵かな。
別室にこの作家のいくつかの絵本が置かれていた。
全然趣の違う絵だ。 それでいていい。 いろんな絵が描ける素晴らしい作家みたいだね。

★マリー・ミニョ(フランス) 「どこがヘンかな?」

この絵は、事前にホームページで見ていて、構図の面白い絵だなと好きだったんだけど、実物は小さな絵で、そのため構図の面白さがあまり感じられなくなっていた。 がっかり。

 日本人の絵もいくつかあったが、酷い出来だ。 こんなに酷かったのは初めて。
全体的に低レベル。 毎年レベルが下がっていると書いてきたけど、その伝で今年が一番酷い。
まあ、それでもいつもと違った絵も見てみたいので、見に来るんだけど。

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