神戸市立博物館で、プラハ国立美術工芸博物館所蔵 耀きの静と動 「ボヘミアン・グラス」展を見て来た。
チェコ共和国周辺に花開いたボヘミアン・グラスの変遷を、15世紀から現代にいたるプラハ国立美術工芸博物館の収蔵品170件でご紹介するもの、とのことです。
あまりグラスに興味はなかったけれど、神戸市立博物館の会員になってるし、どんなものか見てこようかと。
まあ、工芸品に関しては、日本の素晴らしい様々な物を見てるので、ボヘミアン・グラスと言っても、心に響くものはあまりなかった。
しかし、最後の現代の作品は、素晴らしい作品が結構あって、見ごたえがあった。
長い伝統の上に花開いた作品達という気がした。
★「花器」No.144
ガーネットのグラディエーションが美しい。
★「鷺」No.145
形をシンプルにしているところが、魅力。
★「ボウル」No.150
群青色のシンプルな造形。 ぐっとくる物がある。
★「花器 日本」No.162
白のシンプルな造形。 何とも言えない丸み。
★「酒器セット ミスター・エッグ」No.167
7種類のグラスが並んでいる。
何とも言えない卵型のグラスで、それぞれ少しずつ形や大きさが異なるが、何とも言えない丸みで統一されていて、訴えてくる物がある。
現代の作品は、ガラスの魅力に溢れていた。
それは、透明感とシャープな材質感。
シンプルな造形によって、それらが強調され、こちらに訴えてくる物があった。
古地図企画展 南波松太郎旧蔵コレクション 「地図皿の華」も開催されていた。
歴史的には興味深かったけど、芸術的に優れた物はなかったかな。