恐るべき粘り強さ、日本が米国にサヨナラ勝ち。

 今日は、サッカーをやってない。
五輪野球で、日本と米国の試合をやっていたので見た。


日本は田中将大が先発。 出だしは良かった。
米国の投手は、球は速いけど、ストレートとスライダーの2球種のみのようだ。 しかもスライダーでストライクが取れない。
こんなのストレート狙いで、すぐ打ち崩すだろうと見ていたら、1回・2回の無死1・2塁のチャンスで凡打が続き、点が取れない。
実に、嫌な感じ。
それでも、3回裏にタイムリー内野安打とかで2点先取する。
しかし、田中が良くなかったのだ。 立ち上がり、コントロールが良くて、さすがモノが違うなとみていたんだけど、ポツポツとスライダーを綺麗に打たれていたのだ。 なんか、ボールが軽いのかな?ボールに威力が感じられない。
今年、楽天に戻って来て、あまり良くないらしいとは聞いていたけど、力が落ちて来たのかな?
4回表に、綺麗なタイムリーを打たれて3点取られて、逆転される。
米国は、元ヤンキースのエースピッチャーを打ち崩したもんだから、大盛り上がり。

それでも、4回裏に、1点取って日本が同点に追いつく。
しかし、5回表に青柳が無死で2連続ヒットを打たれた後、4番に3ランホームランを打たれる。
何、やってんだ。 なんでこんなピッチャーが選ばれて日本代表で投げてるんだと思ったね。
しかし、日本は粘り強くて、5回裏に2点返して、5-6の1点差と追いすがる。

ここらあたりまで見ての印象は、米国は弱いというのもだ。
先発ピッチャー含めて、投手が大したことない。
1回・2回のまずい攻めで点を取り損ねて、試合の流れを悪くしてしまったね。
打者も、3番・4番はそこそこいいけど、他のバッターは大学生上がりの青2歳に見える。 非力だし。

6回から千賀が出て来て、山﨑、大野、栗林と繋いで、こりゃ打てんだろうというピッチングをした。 まだまだいいピッチャーがいるはずだけど。
日本も何となく抑えられていたけど、1点ビハインドの9回裏、先頭バッターが打ち取られて、鈴木誠也がフルカウントからの外角低めの際どい速球を見逃して、フォアボール。 これが大きかった。 手が出なかったのか?ボールと思って見逃がしたのか?わからない。 ストライクと言われる可能性は多分にあったボールだったけど。
その次の浅村がライト前ヒットで、1死、1・3塁。 次に内野ゴロで同点に追いついた。
実にしぶといんだよなあ。 綺麗なタイムリーヒットじゃなくて、内野ゴロで点を取るんだから。 実にしぶとい。 
相手は嫌になるだろうな、特に外人には。
こういうのを、ワールドカップや五輪野球でどれだけ見てきたことか。
この日本野球のしぶとさは、どこから来るのかね? プロ野球ではあまり感じない。 高校野球の経験がこういうプレーをさせるんだろうね、多分。

そして、延長10回、促進ルールで無死1・2塁から始まるんだけど、栗林がゼロに抑える。
そして10回裏、無死1・2塁で、代打・栗原陵矢(ソフトバンク)が出て来た。
五輪初登場らしかったけど、この痺れる場面で、内角の厳しい球だったけど、実に綺麗な送りバントを決めた。
そして、甲斐がサヨナラヒットを打ったんだけど、実にしぶといなあと、ほんとに感心した。

サッカーメインのブログで野球の話を書くのも少し気が引けるけど、感心したのでねえ、書かずにはいられない。
選手のインタビューとか聞いていて、日本プロ野球の積み上げてきた歴史の重みも感じたなあ。
選手が、動じてないし、自信を感じるんだよな。
日本のプロサッカー選手には、ここまでのものはまだない。
野球は、大谷のプレー以外はほとんど見なくなって久しいけど、相変わらずいい選手が出て来て、国際試合になったら、粘り強い野球をしてるんだな、と感心した。
日本サッカーも早くこのレベルに達して欲しいもんだな。

それと、元ヤクルトの名ショートで、日本代表のキャプテンもしていた宮本慎也が解説をしていた。
子供の頃から、実に多くの野球の試合を見て来て、解説を聞いて来たけど、これほど的確で読みの入った解説を聞いたことがない。 野村克也の解説を超えているんじゃないかと思うぐらい。 これも凄いと思った。

あと、捕手が阪神の梅野だったけど、田中をはじめ投手とサインがあってなくて、投手が首を振ることが多かった。
あれが、投手がリズムを崩した原因だったんじゃないかと思う。 もう梅野は使わない方がいいと思うよ、今回は。

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