大谷の第1打席、0-1からの2球目、真ん中内角寄りの高目のボール気味のボールをセンター越えのホームランを打った。
凄いホームランだった。 メジャーのバッターは、低めの球を掬い上げて打てるように適応している。 従って、高目の速球は空振りするのがほとんどだ。 トラウトがその典型例だね。 低目のボールを見事なライナーでスタンドに放り込む。 最初の頃はすげえバッターだなと思ったけど、最近は腰から上のストレートはほとんど空振りしている。
大谷もローボールヒッターになっている。 しかし、大谷は時々高目を打つんだよなあ~。
今回は、96マイル154km/hのボールだった。 速かったし、少し上に外れていた。 それを捉えた。
若干、バットは下から出ていたし、ボールに押されていたかのように見えたけど、スタンドまでもっていったねえ。
これを出来るバッターは、メジャーではほとんどいない。 強打者なほど、ローボールヒッターだからね。
ピッチャーのグレイは「自分の狙い通りのコースだった。彼は異次元の打者だ」と語っているけど、普通なら三振を取れてるボールだった。 ほとんどの打者が空振りするし、大谷でも偶にしか打てないと思うよ。
第2打席は、普通のサードゴロを全力疾走でセーフになった。 第4打席も、チャップマンの166kmの剛速球にバットをへし折られたショートゴロで、ファーストセーフになった。 アラレちゃん走りのセーフポーズは、見ていて愉快だね。
イチロー並みのスピードだよ。
第3打席のレフトフライも、タイミングを外されながらも、レフトスタンドに届くかと思ったけどね。
いい当たりはホームラン1本だけだったけど、昨日なんかよりバットが振れてる気がした。
適度の休みさえあれば、どんどんまた打ち出すような気がする。
試合は、最近ぼろかすに打たれているデトマーズが、8回1死までノーヒットノーランを続ける快投で今季3勝目を挙げた。
こういう投球をたまにするから、能力は高いんだけど、安定しないんだよなあ。
ただ、今年はデトマーズが投げる時は打線が打たないことが前半戦多かった。 それが不調の原因のひとつだと思う。
他のチームに行ったら、どこか指摘されて、いいピッチャーに変貌しそうだけど。
試合は、最後危なっかしかったけど、エステべスが抑えて、完封勝利。
レンジャーズの打線を完封したから大したもんだけど。 時既に遅し。