大谷翔平のドジャース入団会見が12/15朝にあった。
飼い犬の名前がデコピンで笑った以外は、隙のない面白みのない会見だったな。
それより、段々判明してきた契約条件が面白い。
まず、10年7億ドル(約1015億円)と、6億ドルを1億ドルもオーバーしたのに驚いた。
このインパクトはでかかったね。
しかし、「年平均7000万ドルの年俸のうち6800万ドルが後払いで、大谷が契約期間中に手にするのは年間わずか200万ドル。残りは契約期間終了後の2034年から10年間にわたって利息なしで支払われる。」という内容。
「チームの競争力を高めるために、年俸のすべてを繰り延べにするのはどうだろう?」とバレロ代理人に尋ねたのが発端とのこと。 さすがだね。
しかし、これで「ぜいたく税」を回避出来るか?疑問だった。
真相は出来るみたいだね。
契約総額は10年7億ドル(約1015億円)だが、大半を11年目以降の後払いにする20年間の支払いとなるため、球団の「ぜいたく税」対象になる金額は65・8%の4億6076万7685ドル(約668億円)となる。連邦中銀の10月の中期利率を採用し、年4・43%で現在価値に割り引かれた。MLB選手会は、大谷の契約額を4億3783万563ドル(約635億円)と評価。年平均は4378万3056ドル(約63億5000万円)となり、シャーザーとバーランダーの4333万3333ドルをわずかに抜く最高額となった。
とのこと。 実質は、ぎりシャーザーとバーランダーを抜くぐらいか。
しかし、大谷は金は要らないとは言え、安い金額では、MLB選手会が許さない。見かけは、10年7億ドルというスーパーな金額で世間的には納得できる話。 そして、「ぜいたく税」もある程度回避出来た。 狙ったのではないかもしれないが、素晴らしい契約内容となった。 それに、大谷自身は、CMでもっと稼いでるからね。
もう一つ驚いたのは、オプトアウトがなかったと報道されたことだ。 もし、ドジャースが何らかの原因でドジャースが成績不振に陥ったり、大谷の待遇を悪くした時に、契約破棄出来ないのは、10年という長期間を考えると、リスクがあると心配したんだが。
しかし、オプトアウトがあることが判明。
その条件は、マーク・ウォルター・オーナーとアンドリュー・フリードマン編成本部長のどちらかが退団した場合にオプトアウトの権利を得るという内容。
これは、またいい条件だね~。 この2人がいれば、成績不振も悪待遇もない。 契約破棄したくなるような時には、この2人がいなくなってるだろうということ。 これは、何かワガママ言ってるような悪い印象を与える条件ではなく、まっとうな印象を与える。 素晴らしい条件だね。 実質的にも、見栄え的にも。
前代未聞の条件で、これを考え出した人は、よっぽどの知恵者だね。 大谷自身が考え出したとしたら、驚くほど頭がいいよ。
さすが、大谷翔平。 前代未聞で中身も外聞的にも素晴らしい契約だった。