ワールドシリーズ ドジャース vs ブルージェイズ の第3戦。

壮絶な試合だった。 見所を上げれば、切りがない。
7回までは、大谷翔平劇場だった。
特に、シャーザーから打ったホームランは凄かった。

内角高めのフォーシーム、大谷が一番苦手なコース。 狙った所に投げた素晴らしい球なのに、それを打たれたんだからショックだろうな。 41歳にもなって、155kmを投げるシャーザーも凄いんだけどね。
7回裏の同点ホームラン、ここぞの場面で打った。
それで、シュナイダー監督は、大谷への戦意喪失、何と4連続敬遠、9打席目もストライクなしの四球だった。
結果、2本塁打、2二塁打、5四球の9打席全出塁の前人未到の記録を作った。
しかし、それよりもほとんどの投手を使う消耗戦になり、ハラハラしながら見ることになった。
残るは、1,2戦に投げた先発投手と明日投げる先発投手が残るのみとなり、ドジャースは、一昨日投げた山本由伸がブルペンで投げ、ブルージェイズは、明日投げるビーバーがブルペンで投げた。 18回で決着が付かなければ、両ピッチャーが投げると言うとんでもないことになっていただろう。
18回裏に、フリーマンがサヨナラホームランを打って、決着がついたんだけど。
驚いたのは、ブルペンに入れば、乱打戦になると思っていたのに、逆に投手戦になったことだ。
8回から18回まで、11回も6人で無失点におさえたんだからね。 崩壊していたドジャースのブルペンが。
特に、最後のクラインが4回72球も投げて、無失点に抑えたんだから。 先発並みだよ。
エンリケスとクラインは自信を付けただろうね。 確実に成長したと思うよ。 普通に160kmを投げるんだから、コツと自信を掴めば、大化けする。
ただ、スプリンガーが怪我、ビシェット・カーク・バーガーに代走が出て、主力の計4人が外れて、打線の迫力がなくなったのも大きかった。 特にカークが。 キャッチャーでもあるし、外すべきでなかったね。 ドジャースは、マンシーに代走を出さなかった。 監督の采配の差が出たね。 結果論だけど。
ブルージェイズもエリック・ラウアーが頑張った。 4.2回もゼロに抑えるなんてね。 軟投なんだけどね。 打てなかった。
最後のクライマックスは、フリーマンのサヨナラホームランよいうより、山本由伸がブルペンで投げたことだね。
山本由伸がベンチから出て行った時、佐々木朗希がベンチで「マジ?」と言っていたからね。
インタビューで、佐々木朗希が「僕は今日投げてません」と冗談で答えてたけど、本心だろうね。 山本由伸に比べれば、僕なんて投げてないのに等しいと。
この疲労困憊する試合で勝ったのは、ドジャースにとってとても大きい。 おまけに全員で勝ったし、山本由伸が漢気を見せたので、一致団結することになった。 普通に考えれば、ドジャースがこのまま4連勝して、ワールドシリーズを制するだろうね。
ただ、大谷翔平が足を痙攣させていたのが、心配。 エンジェルスの時に、ダブルヘッダーの1試合目で完封した後、2試合目でホームランを打ち、痙攣を起こしていたのを思い出す。 その後、肘を壊したからねえ。 まあ、これでシーズン終わりだけど。
負けん気が強いから、山本由伸の完投を上回る完封を目指しかねないから、そこが心配だけどね。