高取山 (7) ~まとめ : 紅葉の高取城跡~

 奈良県の明日香の南にある高取山684mに登った。(2014/11/21)。
松原ICで降りて、藤井寺を通り抜けて、165号線で南へ、そして大和高田バイパスを東へ、169号線で南へ、壺阪寺に。 ICから80分ほどで到着。
壺阪寺の駐車場に停めた。 しかしその先にも道脇に1、2台車を停めれるスペースがあった。
高取山 006・壺阪寺 (640x480)
壺阪寺の駐車場から道路を登ると、壺阪寺が見下ろせる。
高取山 015・登山口 (640x480)
少し登ると、高取城跡への入口。
高取山 017・葛城山(右)と金剛山 (640x480)
振り返ると、葛城山(右)と金剛山が見える。
高取山 018 (640x480)
植林の中を登る。
高取山 019 (480x640)
こういう石の道標に歴史を感じる。
高取山 020・五百羅漢別れ (640x480)
五百羅漢への別れ。中央の道を行くと、近道。
左に行くと、五百羅漢を道々に見れる。
左に行く。
高取山 021 (640x480)
右手に、新しい石仏があるが、右に行ったらダメ。
高取山 025・五百羅漢 (640x480)
こういう石に彫った五百羅漢が、道中のあちこちにある。
高取山 026・合流点 (640x480)
ここが、先ほどの別れからの合流点。
高取山 027 (480x640)
植林の中を登る。
高取山 043・登山道へ (640x480)
一旦林道に出て、またすぐ山道へここから入る。
高取山 045・八幡神社への別れ (640x480)
すぐ石碑があり、その横を右手へ登る。
まっすぐ行けば、近道。
高取山 046・八幡神社 (640x480)
祠と狛犬だけがある小さな八幡神社。
高取山 052・車道出会い (640x480)
先ほどの別れからの道と合流する。
高取山 054・高取城址入口 (640x480)
道路に出て、すぐに高取城址入口がある。
この近辺まで車で来れる。
4~5台の車が停めてあった。
高取山 060 (640x480)
壺阪門跡。
ここから本格的な高取城跡へ。
高取山 061 (480x640)
青い空にきれいな飛行機雲が走っていた。
高取山 068 (640x480)
本格的な城壁。
突き当たりを右へ。
高取山 071 (640x480)
ここが入口。
高取山 089・二の丸 (640x480)
広場が広がっている。
高取山 088・二の丸方向からの太鼓御櫓台と新御櫓台 (640x480)
立派な太鼓御櫓台と新御櫓台。
この城壁の左手から上へ上がれる。
高取山 093 (640x480)
ここから二の丸に入る。
高取山 095・本丸方向からの太鼓御櫓台と新御櫓台 (640x480)
先ほどの太鼓御櫓台と新御櫓台。
眺望が素晴らしかった。
この上で、昼飯を食べた。
高取山 100 (480x640)
二の丸の紅葉。
高取山 097 (480x640)
これも二の丸の真っ赤な紅葉。
高取山 096・天守台 (640x480)
この城壁の上が本丸。 最高峰。
この城壁の左手に入口があったが、わからず右手に回った。
これが良かった。
右手と裏手には、素晴らしい紅葉が見られたから。
高取山 120 (480x640)
右手の城壁の上の紅葉。
高取山 124 (480x640)
少し黄色がかった紅葉。
高取山 129 (480x640)
オレンジという感じの紅葉。
高取山 134 (480x640)
黄葉も素晴らしい。
高取山 140・本丸への虎口 (640x480)
本丸への虎口。
高取山 148 (640x480)
広い広い本丸。
それにしても、日本三大山城と呼ばれるだけあって、スケールのでかい山城である。
そして、素晴らしい紅葉。 真っ盛りであった。
山城の中の紅葉ということもあって、京都にも負けない紅葉の名所と言えると思う。

高取山 155 (640x480)
高取城の本丸の南側に並ぶ紅葉の木々。
高取山 151 (640x480)
茫漠と霞む台高と大峰の山々。
高取山 162・台高と大峰の山々 (640x480)
同じく少し南東側の台高と大峰の山々。
高取山 169 (640x480)
西側から、本丸全体を見渡す。
広大で、気持ちがいい。
高取山 183 (640x480)
二の丸の紅葉を見下ろす。
高取山 164 (640x480)
北西の隅には、一段高い天守閣跡がある。
高取山 177 (640x480)
天守閣跡に上がる。
高取山 179・金剛山 (640x480)
天守閣跡から見る金剛山。
紅葉越しだと、味がでる。
高取山 180・葛城山 (640x480)
同じく、天守閣跡から見る葛城山。
高取山 192 (640x480)
天守閣跡から見ると、本丸への虎口の仕組みがよくわかる。
曲がりくねった通路に進攻が手間取ると、上から弓矢や鉄砲で射抜かれる。
さて、猿石を向かうとするか。
高取山 196 (480x640)
二の丸の真っ赤な紅葉を惜しむ。
高取山 205 (640x480)
城跡への入口に戻ってきた。
左から来たのだが、まっすぐ進む。
高取山 207 (640x480)
植林の中を下る。
所々、門跡の石垣に出会う。
高取山 209・国見櫓跡別れ (640x480)
国見櫓跡別れに来て、左に入る。
高取山 210・国見櫓跡 (640x480)
わりとすぐに国見櫓跡に到着。
ここからの眺めがいい。 
高取山 211 (640x480)
大和を見渡すことができる。
高取山 219・大和三山 (640x480)
北には、大和三山が見える。
小高い森が、それ。
右から、天香久山、耳成山、少し離れて畝傍山。
高取山 213・二上山 (640x480)
正面には、二上山。
高取山 215・高取町 (640x480)
西に高取町を見下ろす。
高取山 227 (480x640)
元の道に戻って、さらに植林の中を下る。
高取山 233・猿石 (640x480)
猿石が置かれている別れ。
高取山 235 (480x640)
猿石。
注意書きによると、元々ここにあったものではなく、高取城築城の際、明日香から持ってこられたものだと。
飛鳥時代の作。
何をイメージしたものか?古代の謎だ。

 高取城跡も紅葉も満喫した。
さあ、戻るとするか。
後は、来た道を戻る。
高取山 244 (480x640)
道路近くまで下山して来て、夕日に烟る葛城山とススキ。
高取山 245 (640x480)
二上山とススキ。

駐車場まで戻ってきた。

歴史を感じる軽い山登りのつもりで、来たのだが、
思いがけず、広大な高取城跡に感銘を受けた。
過去に結構城や城跡を見ているが、ここはスケールといい、建築物は残っていないが、豊富に残っている城石といい、素晴らしい。
そして、なんといっても、城内の紅葉が見事だった。
ここはオススメである。
山登りが面倒なら、車で高取城跡すぐ手前まで来ることができる。
紅葉の今が絶対。

m5-route-c (640x534)
今回の高取山の登山コースです。

(コースタイム)
壺阪寺11:45 → 高取城跡への入口12:40 → 13:00高取城本丸跡13:40 → 14:20猿石山14:25 → 高取城跡への入口14:40 → 壺阪寺15:25

高取山の登山で出会った樹木を紹介します。

m5-route-tree (640x534)
樹木の地点です。

高取山 028・シラカシ (480x640)
シラカシ(地点A)。
高取山 029・シラカシ (640x480)
シラカシの平滑な樹皮。
高取山 030・シラカシ (640x480)
鋸歯がそれほど尖っていないので、ウラジロガシではなくシラカシ。
葉裏がそれほど白くない。
高取山 032・ゴンズイ (480x640)
ゴンズイ。
高取山 033・ゴンズイ (640x480)
ゴンズイの樹皮。
高取山 034・ゴンズイ (640x480)
ゴンズイの羽状複葉の葉。
赤の裂けた実。
高取山 038・コシアブラ (480x640)
コシアブラ。
高取山 039・コシアブラ (640x480)
コシアブラの樹皮。
高取山 040・コシアブラ (640x480)
5枚の掌状複葉で、コシアブラ。
7枚ならトチノキ。
高取山 056・イヌシデ (480x640)a
イヌシデ(地点B)。
高取山 057・イヌシデ (640x480)
灰褐色で平滑、太い縦スジの樹皮。
高取山 058・イヌシデ (640x480)
側脈が12~16対なので、アカシデでなくイヌシデ。
高取山 124・イロハモミジ (480x640)
イロハモミジ(地点C)。
高取山 126・イロハモミジ (640x480)
イロハモミジの灰褐色の樹皮。
高取山 125・イロハモミジ (640x480)
7裂または5裂。
裂片は細い。
高取山 134・オオモミジ (480x640)
オオモミジ。
高取山 131・オオモミジ (640x480)
オオモミジの灰褐色の縦すじの樹皮。
高取山 130・オオモミジ (640x480)
7裂で、イロハモミジ・オオモミジ。
単鋸歯か小ぶりな重鋸歯なので、オオモミジ。
高取山 228・カキノキ (480x640)
カキノキ(地点D)。
高取山 229・カキノキ (640x480)
カキノキの樹皮。
高取山 230・カキノキ (640x480)
カキノキの葉。
葉柄が短く有毛でリュウキュウマメガキでなくカキノキ。

あまりにも高取城跡が気に入ったので、ポイントポイントを写真+地図で紹介したいと思います。
c (640x491)
高取町観光ガイドから
高取城の山城としての壮大さが感じられる地図です。
b (596x405)
こちらが平面図です。
さらに詳細なのが、このサイトのNO6:高取城址郭図です。
m1-route-c (640x625)
わかりやすいので、こちらの地図で写真紹介したいと思います。
地図の番号と写真番号の位置が対応している。
左方向が北。

高取山 060 (640x480)
写真1: 壺阪口門跡。
高取山 066 (640x480)
写真2: 右手に石垣が現れると、
高取山 067 241 (640x480)
写真3: 壺阪口中門跡。 ここを抜けると、
高取山 068 (640x480)
写真4: 大きな石垣が現れる。 ここは、左手に回り込んだ所。
この十七間半の石垣の先の右手に又八大手門がある。
高取山 071 (640x480)
写真5: 又八大手門。
高取山 074 (640x480)
写真6: 2度曲がる。
高取山 076 (480x640)
写真7: 3度かな。
高取山 077 (640x480)
写真8: 二の丸への入口の右手の十七間の石垣。
高取山 078 (640x480)
写真9: こちらは、二の丸への入口の左手の十五間の苔むした石垣。
高取山 080 (480x640)
写真10: この十五間の石垣の前は、広場となっているのだが、鬱蒼とした杉林になっている。
高取山 081 (640x480)
写真11: さあ、二の丸への入口だ。
高取山 083 (480x640)
写真12: 2度曲がって、
高取山 084 (640x480)
写真13: 石垣を抜けると、
高取山 085 (640x480)
写真14: 右手に十五間多聞の石垣の凹部がある。
高取山 086 (640x480)
写真15: 低い石垣越しに四阿がある(南西、地図の下側方向)。
高取山 087 (640x480)
写真16: くるりと向きを変えると、正面に太鼓御櫓台と新御櫓台だ。
高取山 088・二の丸方向からの太鼓御櫓台と新御櫓台 (640x480)
写真17: この立派な石垣は見ごたえがある。
高取山 089・二の丸 (640x480)
写真18: 振り向くと、二の丸の広場。
高取山 091 (640x480)
写真19: 太鼓御櫓台の左手から入れる。
高取山 092 (640x480)
写真20: 十五間多聞跡。
高取山 093 (640x480)
写真21: ここから二の丸と本丸の間にある広場に入ることができる。
高取山 095・本丸方向からの太鼓御櫓台と新御櫓台 (640x480)
写真22: 太鼓御櫓台と新御櫓台だ。
この上に登ると、見晴らしが素晴らしい。
高取山 098 (640x480)
写真23: 先ほどの十五間多聞跡の入口を見下ろせる。
高取山 099 (640x480)
写真24: 二の丸の広場も見下ろすと、こんな感じ。
高取山 101 (480x640)
写真25: 十間半の石垣の上の紅葉が見事(東南方向)。
高取山 102 (640x480)
写真26: 南の二十七間の石垣の外は、急斜面になっている。
高取山 106 (640x480)
写真27: 東の本丸へと伸びる石垣と広場。 ここの紅葉は真紅。
高取山 096・天守台 (640x480)
写真28: そして、正面にあるのが、本丸の石垣だ。
高取山 109 (480x640)
写真29: 堂々とした杉の木のアップ。
木の根元の石段が、下の門から上の門への道かな。
高取山 112 (640x480)
写真30: この石段を登ると、高取城跡の石碑と立派な本丸の石垣だ。
高取山 115 (640x480)
写真31: 太鼓御櫓台を振り返る。
高取山 116 (640x480)
写真32: 新御櫓台を振り返る。

m2-route-c (509x640)
こちらの地図で写真紹介したいと思います。
地図の番号と写真番号の位置が対応している。
左方向が北。

高取山 118 (480x640)
写真33: 本丸南側の石垣。 緩やかに湾曲している。
高取山 121 (640x480)
写真34: 本丸東側の石垣。 十五間と短い。
高取山 134 (480x640)
写真35: その石垣の端のヘリの黄葉がまた素晴しかった。
高取山 135 (640x480)
写真36: 行き過ぎて、振り返るとこんな感じ。
高取山 136 (640x480)
写真37: 本丸北東側の石垣は凹んでいるので、少し広場になっている。
一転、開放感があり、紅葉も素晴らしい。
高取山 137 (640x480)
写真38: ここがどこだったのかが、思い出せない。 ここからも本丸に入れるのかな? 虎口ではない。
高取山 138 (640x480)
写真39: 本丸への虎口の東側の石垣と紅葉。
高取山 140・本丸への虎口 (640x480)
写真40: 本丸への虎口。
高取山 141・本丸への虎口 (640x480)
写真41: 曲がると、
高取山 142 (640x480)
写真42: こちらは行き止まり。 何のためかな?
高取山 143 (640x480)
写真43: さあ本丸へ。
高取山 145 (640x480)
写真44: こちらは本丸東側のへり。 下側は先ほど歩いてきた所。
高取山 146 (640x480)
写真45: 石垣から見下ろすと、先ほど見てきた紅葉の頭が見事。
高取山 147 (640x480)
写真46: 虎口を振り返る。杉の間に見える向こうの一段盛り上がった所は、天守閣台。
高取山 148 (640x480)
写真47: 本丸東のへりから、本丸全体を振り返って見る。
実に広々としている。
これだけ、階段状に二の丸、櫓前の広場と登ってきて、さらにこの広さ。
高取城のスケールが如何に大きいかというのを実感できる。
高取山 157 (480x640)
写真48: 本丸南側のへりは一段高くなっていて、紅葉の木が並んでいる。
これは、東端から見たところ。
高取山 150 (640x480)
写真49: そして、南側には、台高と大峰の山々を見晴らすことができる。
実に気持ちがいい。
高取山 163 (640x480)
写真50: 杉の間に見える向こうの石垣は、北西隅にある天守閣台。
高取山 165 (640x480)
写真51: 本丸西側のへりも一段高くなっていて、紅葉の木が並んでいる。
高取山 169 (640x480)
写真52: 西側から、本丸を見渡せば、こう。
高取山 170 (640x480)
写真53: 本丸西側から、櫓前方面を見下ろすと。
高取山 172 (640x480)
写真54: 本丸北西から、本丸南西の角を振り返ってみる。
高取山 174 (640x480)
写真55: もう一回、本丸を見渡す。 清々しいくらい広々。
高取山 177 (640x480)
写真56: 北西隅にある天守閣台に上がった。
高取山 179・金剛山 (640x480)
写真57: この最高到達点から見える、紅葉越しの金剛山は素晴らしい。
高取山 180・葛城山 (640x480)
写真58: こちらは、葛城山。
高取山 183 (640x480)
写真59: 新御櫓台を見下ろす。
高取山 188 (640x480)
写真60: これは、天守閣台の南側の凹部。 貯蔵スペースか何かかな。
高取山 192 (640x480)
写真61: 天守閣台から見ると、本丸への虎口の仕組みがよくわかる。
曲がりくねった通路に進攻が手間取ると、上から弓矢や鉄砲で射抜かれる。

さあ、本丸から出るとするか。

高取山 196 (480x640)
写真62: 太鼓御櫓台の東の石垣の上の真っ赤な紅葉。
高取山 197 (640x480)
写真63: 櫓前広場から出るところ。
高取山 198 (640x480)
写真64: 二の丸から出るところ。
高取山 199 (640x480)
写真65: 二の丸から出るところ。
高取山 202 (640x480)
写真66: 又八大手門を出るところ。
高取山 205 (640x480)
写真67: 二の丸と三の丸の別れに到着。
向こうは三の丸。

m3-route-c (640x288)
こちらの地図で写真紹介したいと思います。
地図の番号と写真番号の位置が対応している。
左方向が北。

高取山 205 (640x480)
写真68: 二の丸と三の丸の別れ。
真っ直ぐ進んで、猿石まで下っていくつもり。
高取山 206 (640x480)
写真69: 千早門跡。
高取山 207 (640x480)
写真70: 松ノ門跡。
高取山 208 (640x480)
写真71: 矢場門跡。
高取山 209・国見櫓跡別れ (640x480)
写真72: 国見櫓跡別れ。  左に入る。
高取山 210・国見櫓跡 (640x480)
写真73: 国見櫓跡。
高取山 211 (640x480)
写真74: 大和の眺め。 大和の動きを見る絶好の監視ポイント。
高取山 232 (640x480)
写真75: 二の門跡。
高取山 240・水堀 (640x480)
写真76: 二の門跡のすぐ東にある溜池。
高取山 233・猿石 (640x480)
写真77: 猿石のある別れ。
右に行けば、岡口門を経て栢森へ。  真っ直ぐ行けば、黒門を経て壷阪山駅へ。
高取山 235 (480x640)
写真78: 猿石。

高取城跡フォト解説は、おしまい。

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