金剛童子山 (3) ~まとめ : ガラシャ夫人隠棲の山~

丹後半島の中央部にある金剛童子山614mに登った(2020/07/22)。

狭い府道655号線を長々と走り、ガラシャ荘の少し手前にある登山口横の駐車場に駐車した。
コースは、登山口から北西に沢沿いに登り、沢から離れて尾根に登り、金剛童子山山頂へ。
下りは、南西に下り、展望所へ。 そこから作業道・林道を下り、道路に出た。
ガラシャ女城跡に寄ってから、駐車場に戻った。


登山口。 この右手に4台くらい停めれる駐車スペースがある。

緩やかに登って行く。

水芭蕉自生地を通り過ぎる。

もう少しで稜線に出る。

小さなお堂。

さらに少し登ると、

窪地にお堂がある山頂に出た。 この奥に

三角点はある。 さらに奥に北東に見晴らしがある。

北東の展望。

依遅ヶ尾山(左)が見える。

先程登って来た太鼓山が見える。 左に風車が見える。

ここで昼飯にしようかとも思ったが、もっと展望の良いと期待される展望所まで我慢する。
右の作業道線方面に下山する。

広い道を緩やかに下り、

少し登ると、

展望所に出た。
望遠鏡がある。 広いベンチがある、ブランコまである。
そして、展望が素晴らしい。

西。

北。

久美浜。

網野。

依遅ヶ尾山。

昼飯を食べながら、展望を楽しんだ後、名残り惜しく、南に下って行く。

作業道に出て、下って行く。

ここを左へ。

緑が多く、気持ちよく下って行ける。
ネムノキの花が多く咲いている。

林道に出て左へ。

ネムノキの大木。
この辺りは、本当にネムノキの大木が多い。
これだけ多いのも見たことがない。

キツネを見かけた。
この少し手前で見つけたのだが、こちらに気付いて道を走って逃げて行った。
こちらが、進んでいくと、逃げおおせたつもりのキツネがまだいた。

石碑の先に道路が見える。
道路に出て、駐車場へは左だけど、ガラシャ夫人女城跡へ行くので、右へ。

ガラシャ夫人女城跡。

奥にガラシャ夫人隠棲の地の石碑がある。

男城跡の山が見える。
そして、駐車場へ戻った。

川沿いに狭い府道655号線を長々と走って、辿り着いた地にあり、如何にも僻地という感じで、ガラシャ夫人隠棲の地に相応しい土地だった。 そして、辺りはネムノキの大木が多く、ガラシャ夫人の眼を楽しませたのかなと想像した。
金剛童子山は、登りやすい山で、展望所からの眺めが素晴らしかった。


今回の金剛童子山 の登山コースです(クリック拡大)。

(コースタイム)

駐車場11:45 → 12:35金剛童子山山頂12:45 → 12:50展望所13:20 → 14:20ガラシャ女城跡14:25 → 駐車場14:30

金剛童子山 で出会った樹木を紹介します。


・オオカメノキ

樹皮は暗灰褐色で皮目、縦に筋が入るオオカメノキの樹皮。

円形の葉で、基部が湾入するオオカメノキの葉。
赤い珊瑚のような果柄に、赤く色付き、やがて黒く熟すオオカメノキの実。

・ネムノキ

灰褐色で褐色の皮目が多いネムノキの樹皮。

2回偶数羽状複葉で、7〜12対の羽片がほぼ対生する。羽片には小葉が15〜30対対生するネムノキの葉。
枝先に頭状花序を数個、総状につけ、頭状花序には10~20個の花がある。雄しべの花糸が淡紅色で3~4cmと長く目立つネムノキの花。

・キブシ

樹皮は褐色だが、皮目が白い斑点状になるキブシの樹皮。

卵型のキブシの葉。

楕円形で、初めは緑色だが、熟すと黄色を帯びるキブシの実。

・エゴノキ

黒っぽく縦筋が入るエゴノキの樹皮、時に細かく裂けて剥がれる。

鋸歯が鈍く低いエゴノキの葉。

卵球形の核果で灰白色のエゴノキの実。

・ホオノキ

大型の掌状複葉でトチノキ・コシアブラ、または似たホオノキ。
小葉柄に似た枝があるので、ホオノキまたはコシアブラ。
全縁で、葉が5枚でないので、ホオノキ。

ヒメヒオウギズイセン。
ガラシャ女城跡の前の道路わきにたくさん咲いていた。 植生だろうな。

ホタルブクロ。
ガラシャ女城跡にひっそりと咲いていた。

ホタルブクロの白い花。

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