ヨドバシカメラが好調の中身。

 「ヨドバシ・ドット・コムが送料無料を貫いても大成功している理由」という記事を読んだ(こちら)。

 ヨドバシカメラは、よく利用している。
買う時の第一候補。
amazonよりヨドバシだね。
ヨドバシは配送無料でネット購入でもポイントが付くから。 それに翌日配送だし。
まあ、amazonも会員になれば、同じだけど、月間プラン:400円、年間プラン:3,900円かかる。
一度、月間プランに入ったけど、無料のビデオを見たり音楽を聴くこともなかった。
ヨドバシには頑張ってもらいたいから、2000円以上のまとめ買いをするようにしている。
ヨドバシも2000円以上で無料と条件をつけたらいいのに。 
それでもいいサービスだけどね。
本や色々な日用品も揃えているんだから、まとめ買いするのは、大して負荷にならない。
無理して、結局サービスできなくなるのが、客にとっても不利益。
日本人なら馬鹿なことは言わない。

 さて、ヨドバシは17年3月期にはEC売上高1000億円を突破し、全体の売上高構成比15%を超えた(店舗事業も合わせた売上高は6580億円)。
金額ベースでは家電がいちばん高いが、販売数ベースでは日用品、食品が最も売れている。
店頭在庫は約45万アイテムですが、オンラインはその10倍以上の550万アイテムです。そのうち、即納できる在庫が70万~80万アイテム。EC売り上げの9割以上を即納在庫としてカバーしています、とのこと。
9割以上を即納在庫というのは、凄い。 翌日配送できるわけだ。

 あと、自社配送できるのが凄い。
東京23区とそのほか一部の市が自社配送。 川崎にあるDC(在庫型物流センター)から12ヵ所のデポに行き、注文先に配送される。ドライバーも自前で抱えているので、地区ごとに割り振り、無駄なく配送することができ、配送業者に委託するよりもトータルコストは安くなっているとのこと。
大阪はやってないのかな? 関西にも拠点を作ればいいのに。

 17年3月期の経常利益は556億円で、売上高経常利益率は約8.4%と、業界トップクラスの水準。
店舗よりもオンラインのほうが利益率は高い。 自社配送を外部委託よりも効率的に運営できていることが、送料をすべて無料にしても高利益率を維持できている要因の一つ。

施策としては、
一つ目は、配送の品質を上げること。無理して上げるのではなく、無駄をなくすことで実現します。
二つ目は専門性。お客さまから迷わず、「ヨドバシだと安心」と思ってもらえるようにします。
三つ目は在庫の充足率です。お客さまが欲しいと思ったときに買えるように、常に9割以上をキープします。
いいね。
そして、売上高構成比を店舗で半分、オンラインで半分をめざすとのこと。

 amazonも実店舗を持ち出している。
米国では、amazonが実店舗を駆逐している。 トイザラスが潰れたしね。
客が実製品を見れなくなったら、トータル購買量は減ると思うよ。
その点、ヨドバシは実店舗を持っているのは、強味になっていると思う。

 Amazonの一強は良くない。
対抗馬として、ヨドバシには頑張って欲しいね。

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