日本株を買い支える5頭のクジラ(株勉)。

日本の株式市場を今絶対的に下支えしてるのは、金額の巨大さから5頭のクジラと言われている。

①まずは、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)。
公的年金137兆円の運用資産を持つ。
昨年秋に運用資産に占める日本株比率をそれまでの15%から25%に引き上げることを決めた。
10%は、13.7兆円に相当。
これは、2013年の日経平均を10,395から16,291に押し上げた外国人による投資14兆円に匹敵する。
GPIFは、徹底した逆張りで、株価が下がったら買っているので、本当の下支えになっているようだ。
ただ、もう日本株比率は、22%くらいまで上昇しているらしいので、残り4兆円ぐらい。
それでもバカでかいけどね。

②次に、地方公務員共済組合連合会など公務員が加入する3つの共済年金。
約30兆円の資金を有する。
3共済は今年秋にGPIFへの運用一元化を控えているため、国債が中心だった運用資産を急ピッチでGPIFと同水準の株式比率に高めている。

③④日本郵政傘下のゆうちょ銀行とかんぽ生命保険
ゆうちょ銀行は、資産205兆円。
日本株は、昨年たった9億円しか保有してなかった。
かんぽ生命は、資産85兆円。
日本株は、同じく昨年たった9億円しか保有してなかった。
日本郵政は今年秋にも株式上場が計画されている。
収益を高めるために運用資産に占める株式の比率を高めていく方針が表明されている。
かんぽ生命は、すでに日本株を買っていっているらしい。
秋以降の主役は、ゆうちょ銀だそうだ。

⑤最後に日銀。
ここは、買入れが公表されているので、凄く目立つ。
2015年の年間買入れ額は、3兆円。
今、大体均等割りで買い入れている。

どこも信託銀行に委託しているようなので、「投資主体別売買動向」(こちら)の信託銀行の欄を要チェックだね。
年初は大きく買い越してたけど、株価が上がって来た3月からは、売り越してるね。
確かに、徹底した逆張りだ。
日銀だけは、下がったら買い支え、停滞したら、刺激を与えるという感じだが。

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コメント

  1. TPPってなに? | 布施屋地蔵 宝蔵院 より:

    […] 人の気持ちが理解できたら権力者になれないものね。 株価の維持に国民の大切な年金(五頭のクジラ )までつぎ込むくらいですから。 医療費なんて世界一ですからね~、そりぁ美味しい […]

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