究極のグルメ番組 「孤独のグルメ」

グルメ番組はここまで来たのか、というのをTV東京で今やっている。
「孤独のグルメ」水曜23:58~24:28である。
season4だから、人気があるんだ。
この前初めて見て、今更、発見したように書くのも何だが、水曜深夜だから知らない人も多いんじゃないかな。

 リタイアして、心に時間的ゆとりができると、美味い物への興味が増えたような気がする。
だから、tvでグルメをやっていると、つい見てしまう。

 今面白いのは、朝日放送の「ごきげん!ブランニュ」(月曜)でたまにやる「最後の晩餐」のコーナー。
ある料理が大好きなゲストを呼んできて、関西の究極の一品を三品用意して、ゲストに最後の晩餐に相応しい一品を選んでもらうという趣向。
これが、本当に美味そう。 
録画を残している。 
放映後は行列になるそうだから、ほとぼりが覚めたら、食べようかなと思っている。

 今ちゃんの「実は・・・」(水曜)の「銭湯中心の夜は・・・」。
サバンナ高橋のレポートぶりが凄い。
サバンナ高橋が美味いと言えば、間違いなし。
しかし、tvでマズイと言うはずないから、彼の美味いの言いっぷりから、どんだけ美味いかを判断しないと、ダメだけど。

 「ビーバップ!ハイヒール」(木曜) でたまにやっている、たむけんのコーナー 「適正価格HOWマッチ!」
店の看板メニューを関西グルメの重鎮3人に食べてもらい、相応しい価格を発表。3人の平均価格が、店の値段を下回れば、そのメニューの値段を平均価格に下げなければならないという恐ろしいコーナー。上回れば、番組認定証がもらえる。
店の宣伝にはなるけど、下手すれば、売上減につながる。
このハラハラ感がまたいい。

 さて、話が逸れてしまったけど、「孤独のグルメ」。
マンガ原作のドラマ仕立て。 
あるサラリーマン(個人営業みたいだが、自由に行動しているサラリーマンが相応しい)が、仕事の合間に、大衆食堂で昼飯を食べる様を淡々と撮っている番組。
主人公の心の中のせりふに味がある。
店のチープな風景が、昭和世代には堪らない。
今となっては、このチープな風景こそが、オリジナル感を出すんじゃないかな。
しかも、店は、実在の店。
そこで、撮影もしているようだ。
この臨場感とリアル感が、またいい。
料理も、ありふれた物だけど、安いけど、美味そう。
高い素材を使った美味さではなく、ちょっとした工夫で美味くなっているんだろうな感が、またいい。
サラリーマンが独り言みたいなのを言いながら、ただ昼飯を食っている、それだけで、番組が成り立っている。

 これは、グルメ番組を作り尽くした果てに現れた、究極のグルメ番組だよ。
日本でしか成り立たない。
ミシュラン三ツ星店が、日本が世界で一番多いそうだ。
頷ける。
三ツ星店は、ピラミッドの頂点だろうけど、裾野が凄いんだよ。

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