いよいよ6日に米中貿易戦争が発動する。そして「中国発の金融恐慌は必ず起こる」

 米政府は6日から340億ドル相当の中国製品に対し関税を課すとしいる。
これに対して、中国政府は340億ドル相当の米製品への関税発動するとしている。
両国は12時間の時差があるから、実際には中国政府が先に関税を課す可能性がある。
どうなるかはわからないけど、これも注目だな。
どちらが先に手を出したかという話になる。 名目上だけど。

 そして、凄い記事を読んだ。
習近平の金融ブレーンが告発!「中国発の金融恐慌は必ず起こる」だ。

「習近平政権の金融ブレーン」とも言うべき経済学者が、部下3人の研究員と共同で執筆した論文が、『金融恐慌の出現を警告する』である。この論文は中国政府内部で大反響を呼び、インターネット上にも転載されたが、直ちに中国当局によって削除された。

論文の要旨は、
〈 1.今年に入って、債券の不履行、ボラティリティの緊張、為替の下降や株価の下落などが相次いで起こり、しかもそれらはますます勢いを増している。加えて、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げと中米貿易摩擦が長期化し不確実性を高める中、われわれとしては、いまや中国に金融恐慌が起こる確率は極めて高いと認識している。

3.金融恐慌への応対は、大規模で、かつ明確に世間に宣布するものとならざるを得ない。主要な措置は、以下のことを含む。第一に、直ちに国務院金融・発展委員会の内部に応急処置を取る機構を立ち上げる。第二に、対策を制定し、適宜果断に、違約や破産事件を処理していく。第三に、いち早くわが国の通貨供給制度をアメリカドル、為替、外貨準備の関係と切り離し、不可避になってくる外部との衝突を防ぐための準備を、うまく取り行うことだ 〉

あのリーマン・ショックから10年、今度は中国発の金融危機が起こるというのだ。しかも、中国政府の金融のプロたちが「内部告発」しているのだ。
とのこと。

中国バブル崩壊は、言われて久しいが、全然起こらなかった。
しかし、米中貿易戦争が発動すれば、大きなきっかけにはなるだろうなあ。
中国と貿易が多いのは、米国・日本・韓国・台湾・ドイツ。
この5か国は直接的に巻き込まれるし、米国を通して、世界中に広がるだろうなあ。
リーマン・ショックより規模は小さいだろうけど。
これで、消費善増税はまた延期になるかもしれない。

中国の対策に「いち早くわが国の通貨供給制度をアメリカドル、為替、外貨準備の関係と切り離し、不可避になってくる外部との衝突を防ぐための準備を、うまく取り行うことだ」とあるけど、どうやって通貨供給制度を外部と切り離すんだろう。 バカなことをやらなければいいが。

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コメント

  1. あかさ より:

    そういや日本も日米貿易戦争で、バブル崩壊失われた三十年になったなあ