米国抜きのTPPに11カ国が署名、ナイスタイミング。

 日本やカナダなど環太平洋連携協定(TPP)参加11カ国は8日、チリのサンティアゴで会合を開き、当初案を修正した「包括的および先進的環太平洋連携協定(CPTPP)」に署名したそうだ。

 グッドタイミングだね。
トランプ大統領は、鉄鋼とアルミニウムに対する輸入制限措置の発動を表明したばかり。
TPP11が発効すれば、米国の保護主義に対する大きなバリアになる。
トランプ大統領が脱退を表明してから、日本が主導してきたけど、頑張った甲斐があったよ。
さすが、安倍ちゃんだ。
こういうことがあるのを見越しての行動なら、大したもんだ。
先見の明があるとしか、言いようがない。

 CPTPP参加国の国内総生産(GDP)は計約10兆ドルで、世界経済の13%余りを占める。米国を加えた場合は約40%。ただ米国抜きでも約5億人の人口を擁する地域をカバーし、世界でも有数の規模を持つ貿易協定の1つとなる。
日本政府は新TPPの効果について、実質GDPが約1・5%(約8兆円)上昇し、約46万人の雇用が生まれるとの試算を公表している。

 日本政府は、今国会に新TPPの承認案と関連法案を提出し、可決・成立を目指し、2019年の発効を目指すようだ。
新TPPは、6か国が国内手続きを終えてから、60日後に発効するが、すべての国が批准を急ぐとの意向を表明し、チリや豪州、ペルーは年内に発効までこぎ着けたい考えを示した。

 そりゃあ、各国は急ぐだろうなあ。
米国の貿易戦争に戦々恐々だから。
日本も危ないし、TPP11は大きな防波堤になりそう。
いずれは、トランプ大統領も諦めて、TPPに復帰することになりそうな気もするんだが。

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