安倍首相がイランを訪問して、日本のタンカーが魚雷を喰らう。

 今、安倍首相が、イランを訪問している。 緊張状態にある米国とイランの間の仲介を期待されて、イランからの招待をうけたものだ。 内容はわからないが、トランプ大統領を事前に打ち合わせが出来ている模様。

まあ、しかし無理だろうな。
イランは一応核合意をしているし、米国がそのイランを非難している理由が理解できない。
一応、理由は3つ。
・イランによる核開発に対する制限に10年から15年という期限が設けられていること
・弾道ミサイルの開発を制限していないこと
・イランが周辺国で「テロ組織」とアメリカが看做す勢力を軍事的・経済的に支援している現状を、いわば野放しにしていること。
まあ、これは米国が反対というより、イスラエルとサウジアラビアが反対なのを受けてということだろうなあ。
まあ15年の制限は、確かに意味ないな。 永遠じゃないと。
ただ、たとえどんな国でも、永遠に核を持たないと宣言は出来ないだろう。

そして、ロウハニ大統領共同記者発表での安倍首相のコメント、
「本日はこのような基本的立場に立って、ロウハニ大統領といかにして現下の緊張を緩和し、偶発的な紛争を避けることができるか。いかにしてこの地域の不安定化を防ぎ、平和と安定を追及すべきかなどについて、率直かつ有意義な意見交換を行いました・・・。」

イランの最高指導者ハメネイ師のメッセージ、
「私達は安倍晋三の善意と真剣さに一切の疑いを持っていません。ただ、あなたが伝えたアメリカ大統領からのメッセージを考慮しても、私はトランプがメッセージをやり取りするに値する人物とは思いません。彼に対しての返答はないし、今後返答するつもりもありません。 」

取り付く島もない感じだな。
まあ、これを見れば、ムダに終わったかに見えるけど、裏ではどうなのか、わからない。
イランには、切実な問題だからなあ。

そして、13日朝、中東のホルムズ海峡付近で、日本の海運会社が運航するタンカーなど2隻が攻撃された。
「エンジンに近い部分に砲弾受け、外板が貫通した。機関室の鉄板まで近づいて、その火花で延焼が生じた。」
「乗組員にけがはなく、すでに船から退船して、日本人の乗組員はいなかったと聞いている」とのこと。

最初、魚雷の攻撃を受けたというデマが広まっていた。
魚雷なら軍隊、イスラエルしかありえないと思ったけど、砲弾ならテロリストでもやれる。
しかし、テロリストがやるかね?
まあ、米国とイランが合意するのを望まないだろうが。
サウジもやりたいだろうけど、さすがに日本を狙う度胸はないと思う。
本命は、イスラエルだろうなあ。
米国は犯人がわかるだろう。 イスラエルが犯人なら米国は黙っている。
イランも犯人はテロリストだろうけど、調べればわかるとコメントしているようだ。
何か、うやむやになりそう。

しかし、世界は風雲急を告げてきた。
香港で反政府デモが起きるし、イギリスでは、EU離脱強硬派のボリス・ジョンソン前外相が次の首相になりそうだし、これは、世界が動くよ。

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