日本株は「日銀ETF中毒」。 8/18の日経平均株価の攻防。

 8/18の日経平均株価の攻防は、実に面白かった。
自分は、デイトレードで負けてしまったが(こちら)。
その記事で、8/18の株価の変動がどのように起こったのか、推測を書いた。
それが、どうやら当たっていたようなのだ。

 「日本株は「日銀ETF中毒」の一歩手前だ」という記事に、同様なことが書かれている。

 実は7月28日までは「前場、TOPIX(東証株価指数)の下落率が-0.2%よりも大きかったらETF買い入れが実施される」というパターンが確認されていた。
8/18の前場のTOPIX下落率は前日比-0.38%していた。市場はランチタイム辺りから「日銀ETF買い入れが入る」と見越して先物買いに動いた。だが、12時過ぎ、トレーダー筋から「どうやら日銀は買わないようだ」と伝わると、後場一気に崩れる格好となった。

 それにしても、トレーダー筋から「どうやら日銀は買わないようだ」という情報が流れるのが許せないね。
これは、機密情報保持違反に相当するんじゃないか?
こんなの一般人が損するだけじゃないか。

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日銀のETF買い入れ状況。

 さて、上記記事では、日銀のETF購入条件がわからなくなった、と書かれているが、自分はそうは思わない。
日銀会合のETF購入額を2倍にする発表があったのは、7/29。
それから、株価の下落が続き、8/2、8/3と従来額の347億円購入があった。
これじゃあ、株価の下落を止められない。
埒が明かないと判断したのだろう、8/4はTOPIXの下落率が-0.24%と小さかったが、倍額の707億円購入をして、言わばカンフル注射をしたんだと思う。
8/4は、例外的な行動だったと思う。
そして、8/10 -0.41%で購入あり。
8/18 -0.38%で購入なし。
となった。
-0.24%が例外で、-0.4%が今後の正しいETF購入条件だと思う。
この推測が当たっているかどうか、今後が楽しみだ。
勿論、市場状況によって、この基準は変わっていくと思うし、例外的な動きもあると思う。
ETF年間買い入れ額6兆円という枠があって、これを丁度期末に処理しなければならないから、ETF購入条件が逐次変わっていくのは、しょうがないと思う。
そこを、判断していくのが、デイトレードでの必勝条件になっていくと思う。

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