この10年間で、海外投資家が日本株を30兆円買い越し、日本人が30兆円売り越した。

 4日ほど前、「海外投資家が9週連続、株の売り越しで、総額3.1兆円。 下がるはずだよ。」という記事を書いた。
3.1兆円というのは、莫大な額。
逆に今までに、どれくらい買っていたのか気になったので、調べてみた。
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投資部門別 株式売買状況 東証第一部の2006年からの累積金額

 この10年間で、海外投資家は30兆円も日本株を買い越している。
凄い額。
日銀の異次元量的緩和のあった2013年には、15兆円も増加している。
海外投資家は、こういうチャンスは絶対逃さないね。
それにしても10年間で貯めた30兆円の10%をわずか2カ月で売り越したというのも凄いけど。

 一方で面白かったのは、日本の個人投資家が30兆円も売り越していることだ。
これも驚き。
いつ買ったのを売ったんだろう。
まさか、1990年のバブルの頃に買って塩漬けにしてた株とかじゃないだろうなあ。
それにしても、個人投資家は30兆円も何に使ったんだろう?
どうせ貯め込んでるんだろうなあ。

 ちなみに日本の東証1部の時価総額は、去年6月頃600兆円を越えた。
だから5%が日本人から外人に代わったということかな。
ちなみに、600兆円は、1989年12月末のバブル経済絶頂期にも届かなかった額だそうだ。
その時の日経平均株価は、3万8,915円。
去年の2万円の2倍近かったというんだから、以下に凄いバブルだったかがわかる。

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