「70歳定年法」が導入へ。 幾つまで働くのかな?

 企業に70歳までの就業機会確保への努力義務を課す「高年齢者雇用安定法」の改正案が通常国会に提出されるそうだ。

通称「70歳定年法」。 国会で成立すれば、早ければ21年4月から実施される見通し。
60代前半については既に、企業は「定年廃止」「定年延長」「継続雇用制度導入」のうちどれかで処遇する義務がある。60歳の定年を63歳に延ばしたり、従業員が希望すれば同じ企業かグループ企業で嘱託や契約社員などで継続雇用したりする必要がある。実行しなければ行政指導を経て最終的には社名が公表される。

19年6月現在で定年廃止に踏み切った企業は全体の2.7%と少ないが、継続雇用制度を導入した企業は80%弱に達する。
改正によって60代後半の従業員の就労機会を広げるため、従来の3つに加え4つの項目を追加する。グループ外企業への再就職を実現させたりフリーランス、起業を選んだ人に業務委託したり、企業が関係するNPO法人などで社会貢献活動に参加する人に業務委託したりする内容だ。

なるほど。
これが、実態に合った改正なのかどうか。

男性の健康寿命は2001年で、69.4歳。 2016年には、72.1歳と、この15年間で2.7歳も伸びている。
65歳定年で、健康寿命70歳なら、5年老後を楽しめる。
70歳定年で、健康寿命72歳なら、老後を楽しめるのは、たったの2年間。
5年くらい老後を楽しんでもいいんじゃないのかなあ。
自分はもう楽しんでいるが。

ちなみに、70歳からの平均余命は、15年。
70歳定年だと、老後を2年間楽しんで、後はあまり健康でない生活を13年間送るということになるのかな。 平均的には。
なんだかなあ。

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