西村担当相、吉村大阪府知事に不快感。 もっともだな。

 *** 西村康稔経済再生担当相は6日の記者会見で、府独自の基準「大阪モデル」を決定した吉村洋文知事について、「何か勘違いをしているのではないか。強い違和感を感じる」と述べた。吉村氏は自粛解除に向け、「本来は国に(基準を)示してもらいたかったが、示されなかった」と国の対応を批判していた。
 西村氏は休業要請などは新型インフルエンザ等特別措置法に基づく知事の権限であることを踏まえ、「休業要請し、解除するのだから説明責任を果たすのは当然だ」と強調。さらに「知事の権限や裁量を増やしてほしいと主張しながら『休業要請を解除する基準を国が示してくれない』というのは大きな矛盾だ」と不快感を示した。 ***

これは、もっともな話だ。

大阪府は、大阪府だけの話だから基準を示すのは楽だ。
政府の場合、感染者はほとんどいない県と多い東京都と大阪府が混在していて、難しくなる。
政府は、13の特定警戒都道府県だけに緊急事態宣言の延長をしたかったと思う。
しかし、他の県が東京からの移動が増えるのが怖いからと泣きついてきたから、全国一律にしただけ。
13の特定警戒都道府県を指定した理由を述べて限定したかったけど、泣きつかれたから、明確にせずに、ぼかしただけの話だ。

吉村知事は、日本で小池都知事と並ぶトップクラスの知事だけど、他の知事は無能だからね。
知事がその地域の状況に合わせて、基準を考えられなかったら、それは無能ということ。

*** 京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長が、「検査を十分に行って、できるだけ(感染の)全体像を把握するのが条件になると思うが、今あるデータで判断をしていかないといけない」、一番重要なのは医療崩壊を防ぐことだとして、「(4日の)会見で首相が言われたように、まだ新たな感染者の方が退院者を上回っている状況。(会見で)僕にとっては出口は示されたなと理解していた」と述べた。 ***

なるほど。 データをグラフにしてみた。

日本の1日の感染者数、退院者数(その日を含む過去7日分の平均)

確かに、感染者数が退院者数を上回っている。 それでも、もう少しで退院者数が上回りそうだな。

*** 政府は14日をめどに予定している専門家会議で、各地の流行状況について再評価を求める方針だが、安倍首相は「新規感染者がゼロの県も増えている。感染者数の動向や医療提供体制のひっ迫状況などを勘案し、可能であれば期間満了を待たずに宣言の解除を行いたい」と述べ、一部地域の先行解除を検討する意向をあらためて示した。 ***

14日には、退院者数が感染者数を上回りそう。
早めの宣言の解除も、あるんじゃないかな。
東京だけは、難しそうだけど。


大阪府の1日の新規感染者

大阪府は、1日の新規感染者が10人を切って来た。
3/25以前のレベルになれば、ok。

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コメント

  1. 花とおじさん より:

    日本の退院人数はあまり当てになりませんよ。
    特に東京は極端に少ない、自分は延長ありきで退院者数を少なくしておきたのだと勘ぐっています。

    • 月灯り 探歩 より:

      こんにちは。
      基本的に、政治家は経済の事をことを考えて緩和したい、医者は継続したいと思っていて、落とし所を判断するのが政治家。
      政治家が延長ありきとは思わないけどなあ。