韓国のコロナ対策は、徴兵制のお陰。

 韓国は、大邱市と慶尚北道で集団感染を引き起こし、大流行すると思ったが、踏みとどまっている。
発表データが中国に次いで信用できないというのはあるが、踏みとどまっているように見える。
その理由を解説した記事を読んだ。 これを読むと理由が納得出来た。

韓国の大量PCR検査を支えたのは徴兵代わりの「公衆保険医」だそうだ。
韓国では、保健所で採取された1万9000件、ドライブスルー検査による1万1000件以外に、54%に当たる3万7000件余りが移動検診によって検体が採取されていた。
移動検診は、戸別訪問して検体を採取するというもので、感染疑い者が移動するリスクを避けられるという大きなメリットがある。しかし、膨大なマンパワーが必要だ。その担い手となったが、「公衆保険医」達。
医学部を卒業して医師国家試験に合格した男性の場合、医療が整っていない地方などで医師として3年間診療すれば、兵役を務めたと見なされる。彼ら公衆保険医が、移動検診に投入され、合計2700人以上とのこと。
だから、大量PCR検査が出来たとのこと。

これは、真似できないやり方だな。 断ることが出来ない。 徴兵訓練よりマシだから。
既にあるものを有効利用した賢いやり方だな。
日本で、医師見習いをPCR検査に投入出来ないわな。 やってみてもいいとは思うが。

もう一つが、「住民登録番号制度」。
この制度は元々、北朝鮮によるスパイの浸透を防止するため全ての韓国人に固有の番号を割り振ったところから始まったが、今では税務申告・クレジットカードや携帯電話の契約・健康保険加入・学校の入学や企業への入社など、あらゆる事柄と番号が紐づけられている。そして、韓国当局が調べようと思えば、個人がどこで教育を受けどこで勤務し、どこで買い物をして、税金をいくら納めているのかなどを、住民登録番号さえわかれば全て調べる事が出来る。
この住民登録番号を活用する事で感染者の動線を保健当局が容易に把握出来たのだ。なお感染者の動線は訪問した店舗名含めて全て詳細に公表されている。

このやり方を、フランスの女性弁護士が「個人の自由を捨てた国」だとして、感染者の行動履歴を徹底的に管理する韓国の防疫対策を批判して、記事になっていた。
白人の傲慢さを象徴する出来事だな。
しかし、これはその国のやり方でその国が判断すればいいことだ。
プライバシーより人命を重視したということ。
行動履歴なんて、平時に把握されたら嫌だが、この非常事態ならアリだと思う。
フランスは、欧州で未だ感染が増え続けている最大の国だ。 政府の言うことを聞かない一番の国だからね。
泣きを見ると思うよ。

日本でもやろうと思えばやれるんだろうが、韓国のやり方は素晴らしいと言ってる連中が真っ先に反対するから、出来ないだろう。

しかし、韓国で15日、韓国で総選挙が行われた。
今やるかと思ったが、さらに映像を見て驚いた。 体育館みたいな所で、大勢集まって集計作業をしていたのだ。
こんなの感染爆発を起こすだろうという状況だった。
文在寅は、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えたことを評価されて、与党が圧勝したようだけど、一転、感染爆発に見舞われるだろうな。 2週間後に注目。 
議席の5分の3を取って単独で法律が作れるそうだから、政局的には安泰なんだろうが。

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