藤井聡太四段、冷や汗物の23連勝。

 最年少プロ棋士の藤井聡太四段が、デビュー以来、20連勝と驀進中。
昨日「上州YAMADAチャレンジ杯」があった。
五段以下でプロ入り15年以下の若手棋士のトーナメント大会。
持ち時間20分で、切れたら一手30秒のかなりの早指し。
しかも勝てば、一日で3試合行うというハードな日程。

 1回戦は、都成竜馬四段。
誰かが棋譜アップしてくれてないかなと検索したら、元奨励会員アユムさんが速攻でアップしてくれていた。
都成四段が序盤工夫したけど、あまりうまくいかず、藤井四段が完勝した。
これで、21連勝。

 どうやら、アユムさんは特別に会社を休んで、ライブで配信してくれていた模様。
(ただ、将棋連盟がプレミアムでライブ配信しているので、今回のみでもうやりませんと言っていたけどね。元奨励会員なら当然うしろめたいんだろう。こちらはありがたかった。ただ、なくてもプレミアムで¥500で見ることはないから、一緒だけどね。)
御蔭で、2回戦の阪口五段戦は途中からライブで見れた。
これが凄い将棋になった。
阪口五段は、穴熊に組んで、固い。
拮抗した序盤から、藤井四段が優勢となり、完勝かと思いきや、阪口五段が粘りの手を指していた。

解説では、▲8七銀なら勝ちという所で、▲8七金と打った。
これで、評価値が+2000から-2000に大逆転。
もう最終版なので、ついにあっけなく負けかと思われた場面で、

ここで阪口五段が次に△7四角と指していたら勝ちだったのに、△8五歩と指したために、再逆転。
最後さすがに藤井四段が詰まして、勝った。 22連勝。
ドラマだね~。 興奮した。
盤石の終盤を誇っていた藤井四段がまさかの詰め一歩手前でのミス。
藤井四段も詰将棋に近い局面で間違えるんだ~という驚き。
30秒将棋で、今日2試合目、こういうこともあるというところだけど。
そこで、さらに再逆転するとか、もう持っているというしか言いようがない。
将棋の神様が勝たせたと思えるような最後だった。
羽生3冠も、七冠制覇した時、自分の実力以外の何かが後押ししてくれたと後年語っているからねえ。
そういうことを思わせる最後だった。
これをライブで見れたのは、ありがたかった。 アユムさんに感謝。

 そして、今日最後の3回戦、宮本広志五段戦。
後手宮本五段は、4間飛車で、合い穴熊になった。
藤井四段が先にうまく攻めて、最後3枚金の穴熊で自玉を固めて、完勝。 23連勝になった。

 塚田泰明九段、羽生善治3冠、山崎隆之八段の22連勝を抜いて、神谷広志八段の28連勝、丸山忠久九段の24連勝に次ぐ3位に浮上した。
これは、28連勝越えもありえるかもね。 そういう流れ。

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