藤井聡太四段、デビュー以来の連勝記録を「18」に伸ばす。

 藤井聡太四段が、加古川青流戦の開幕戦で、竹内雄悟四段に勝ち、自らがもつデビューからの公式戦連勝記録を「18」に伸ばした。歴代の棋士の連勝記録の中でも7位タイ。
最大は、神谷広志五段(当時)の28連勝 。
まだまだだね。

 AbemaTVで見たけど、面白い将棋だった。
解説が、深浦九段と屋敷九段という超豪華メンバー。 しかし、解説者の能力を超える?将棋だった。
先手・竹内四段で振り飛車。
5筋で駒が縦に7つ並ぶ珍しい形になった。
その混戦を制したのは、藤井四段。
序盤はソツがなく、中盤がうまい。 いつもいい手を見つけてくる。
少し優位に立ったと思ったが、竹内四段も粘る。
そして、反撃に出る。
そこで、攻め合いに出ずに、丁寧に受けに回るのが、また藤井四段の渋いところ。
受けきるのかなと思っていたら、突然、△1五歩と端歩を突いて、反撃に出た。
えっ、そんな所から、という感じ。
固い美濃囲いの中央側に攻めの角や竜がいたのに、端攻め。
そこで攻めきれなかったが、玉の端を狭くした。
竹内四段も手抜きして攻めたので、怪しくなった。
それでも攻めきれず、受けに回って、歩の受けが素晴らしく、とてもいい将棋になった。
しかし、最後2四香と玉頭の歩を狙われた所で、竹内四段が投了した。
えっという感じだった。
まだ続くだろうという感じだったのに。
いつもなら、ここで詰めの解説が入る所なのに、なかった。
解説の二人もわからなかったんじゃないかと思ったが、終局後の映像の方を重視したのかな。
そんなことは、テレビ中継で未だかつて見たことないんだけど。
ま、しかし竹内四段の頑張りで面白い将棋が見れた。
それにしても見てて負ける気がしないというか、何かいい手を指してくるだろうという感じになるし、終盤に入れば、どこから詰めの攻めに入ってくるのか、ワクワク感があるし、絶対間違わない感が凄い。
今、羽生3冠以上の信頼感があるよ。

 次戦は5月25日の竜王戦6組決勝で、近藤誠也五段と対局する。
これもAbemaTVで放送予定。

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