スタジオジブリ総選挙に投票してみる。

 9月17日に公開される最新作『レッドタートル ある島の物語』の公開を記念し、スタジオジブリが「スタジオジブリ総選挙」を実施している。
スタジオジブリ長編映画全21作品の中から、スクリーンで観たいと思う作品を選び、最も投票数を集めた1作品を劇場で上映するというものだ(こちらで投票)。
投票は、8/28まで。

 学生の頃だったか、『風の谷のナウシカ』(1984年)を映画館で見た。
宮崎駿とかも全然知らなかったのだが、アニメ好きの人がいて、あまり気乗りしなかったのだが、連れられて見に行った。
いや~、良かった。
封切りで見たのは、いい思い出だ。
今では信じられないが、当時は、宮崎駿も名前を知られてなかったから、とあるアニメが同時上映されていた。
銀河系で活躍するアイドルが主人公の実に下らないアニメだった。
何だったんろうとネットで調べてみたら、いろいろなアニメのタイトルが出てきて、場所場所で同時上映作品は異なっていたみたいだ。 結局わからずじまい。
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 その後、『風の谷のナウシカ』は頭に刻み込まれたのだが、宮崎駿は知らなかったので、彼のアニメは見ていなかった。
宮崎駿を知ったのは、偶然マンガの『風の谷のナウシカ』を読んでからだ。
これには、感動した。 
哲学的とも言える作品で、宮崎駿の暗い情念とそれに反発する前向きな気持ちがせめぎあっていて、独得な作品になっていた。
アニメの『風の谷のナウシカ』より数段上の作品である。
そこには、彼の根本思想、何であれ、生きるということは正しいことなのだ、というメッセージが現れていた。
普通の人には当たり前の話なのだが、彼のような理想主義者には、現状の世界が許せなくて、批判的メッセージに溢れているのだが、そうすると、人間は生きるに値しないということになって、どうにもならなくなる。
だから、それでも、生きろ、というのが彼のメッセージで、それは引退作になるという話だった『もののけ姫』にも強烈に表れている。
サブタイルが、「生きろ」だったしね。

 この『もののけ姫』から、彼の作品を映画館で見るようになった。
ちょっと、遅かったな。
他の作品は、テレビで見ている。

 選挙結果の中間発表があって、投票の多かった上位5作品は以下の通り。

『風の谷のナウシカ』(1984年)
『天空の城ラピュタ』(1986年)
『魔女の宅急便』(1989年)
『もののけ姫』(1997年)
『千と千尋の神隠し』(2001年)

まあ、自分は、
『風の谷のナウシカ』、『天空の城ラピュタ』、『となりのトトロ』、『思い出ぽろぽろ』、『紅の豚』、『もののけ姫』が好きだが、一番の傑作は、『となりのトトロ』だろう。

 投票は、一番思い出のある『風の谷のナウシカ』にしておいた。

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