ドイツ自動車メーカーの談合疑惑がやばそう。

 独誌シュピーゲルが、フォルクスワーゲン(VW)など独自動車大手5社が1990年代から、広範囲に及ぶカルテルを結んでいた可能性があると報じたそうだ(こちら)。

 カルテルに加わっていたとされるのは、VW、アウディ、ポルシェ、BMW、ダイムラーの5社。部品の価格や納入業者の選定のほか、詳細な技術データの情報も交換していた疑いがある。ディーゼル車については、排ガスを浄化するためのタンクを容量の小さいものとすることで合意し、後の排ガス不正につながった可能性があるとしている。
 5社は分野ごとに「5社会」と呼ばれる約60の作業部会をつくり、約200人の社員らが関与。会合は過去5年間で1千回以上に及んだという。
VWが自動車業界のカルテルについて当局に申告し、ダイムラーも認めたようだ。

 これは、大規模だな。
あからさまなカルテル。 よく今まで露見しなかったものだ。
ドイツ人も日本人みたいに結束が強くて企業に忠実のようだ。

 EUがいくら罰金を払わせるかだね。
まあ、ドイツ主体だから甘くなるんだろうが。
一方、これを受けてアメリカでも動きがあるようだ。
米司法省当局者はこの談合を行った疑いについて調査しているそうだ(こちら)。
米国が動き出したら、ヤバイ。

 VWの排ガス不正の時は、総額147億ドル(約1.5兆円)を支払うことで和解した。
今回は、どうなるんだろう。
調べてみると、最近では、西川ゴム工業が反トラスト法違反で134億円支払っている。
同じような額なら大したことないが。
けど、関係社員3人が起訴されたから、社員200人が起訴されようもんなら、大事になるだろうね。

VWの5年間の株価の推移。

 排ガス不正が発覚した2015年9月に株価は暴落している。
けど、その半年前から徐々に下がっていたのが気になるね。
情報が漏れていたんだろうか?
今回の報道で株価は少し下がってるようだけど、あまり大したことないね。
予兆もないし。
この報道を見て大事だと思ったんだけど、そうでもないのかな?

スポンサーリンク
スポンサーリンク
「関連コンテンツとスポンサーリンク」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする