もしかしたら財政赤字は、単年でゼロになってるかも。

 日本の財政は赤字が当たり前になっている。
しかし、マスコミは嘘をついているから、はっきりしない。
ふとしたことがきっかけで調べてみた。

2016年度の予算(こちら、p28)(平成 28 年度当初予算)。
(財務省のトップページ > 予算・決算 > 予算トピックス > 特別会計 > 特別会計ガイドブックに記載)

 予算には、一般会計と特別会計があるが、両者を合算した物が、真の会計でこのグラフ。

一般会計と特別会計の純計額(平成 28 年度当初予算)。

しかし、両者には重複がある。 それを差し引く必要があるが、それをしたがこのグラフ。

 それでも、赤字ははっきりしない。
国全体のフローの財政規模を企業会計ベース(発生主義)で見た場合が、このグラフ。

企業会計ベースで見た国全体(一般会計+特別会計)の財政規模(平成 26 年度決算分)
(但し、決算なので2年前のデータになっている)

国全体のフローの財政規模を企業会計ベース(発生主義)で見た場合、いわゆる企業の財務活動に相当する国債や借入金の償還などの項目が含まれない財政規模。
このように、国の財政規模を企業会計ベースで見た場合、1年間における国の租税等収入などの財源と行政活動にかかる費用にどの程度の乖離があるのかを把握することができる。
2014年度は22.9兆円の赤字だった。


国の財政規模を企業会計ベースで見た場合の財源不足の推移(青線)。
赤線は、(歳入の公債金及借入金)-(歳出の国債費)の値で財源不足の近い値になるので、参考のために掲載。

 このグラフを見ると、財源不足は着実に減っていて、2014年度は3年前に比べ20兆円の赤字を減らしている。 2017年度の決算はまだわからないが、このグラフから類推すると、2017年度の財政赤字はプラマイゼロになっている可能性があるんじゃないかなあ。
だとしたら、大したもんだ。
2012年末から安倍内閣だけど、大きな功績だね。

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