本当は怖いインフレ目標2%

 安倍政権が、インフレ目標を2%としている。
このことが、どういう結果をもたらすのか、興味深い記事を読んだので、紹介します。

ここ30年の物価の上昇は、
日本、ドイツ:2倍
米国、仏国:5倍
英国:8倍
韓国、イタリア、スペイン:12倍

米国は、インフレ目標を2%に設定していて、実際にそれを実現している。
その結果どうなったかというと、工業製品はグローバルな価格競争のため、値上がりしていない。
反対に、食料、公共料金、医療、教育、サービスが10年で70%上昇したのだ。
(インフレ2%なら10年で20%上昇)
決して、一律に物価が上昇する訳ではない。
食料、公共料金、医療の70%上昇は、我々の生活を直撃する。
インフレ目標2%は、危険をはらんだ政策と言える。

また、この世界の物価の推移のデータで面白いのは、世界的に経済が良い日本とドイツの物価上昇が2倍と低いことだ。
経済の悪い国ほど、物価上昇率が高い。

これは、何を意味しているのだろう。
怖いね。
無理に2%にしないことが肝要なのだろう。

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