生誕130年 「バーナード・リーチ展」  ~滋賀県立近代美術館~

 滋賀県立近代美術館で生誕130年 「バーナード・リーチ展」を見てきた。

 本展では、日本民藝館が所蔵する、リーチの最初期から晩年までの陶磁器を中心に、エッチング・素描・木工の優品約200点を展示します。また、展覧会では国内初公開となるリーチと柳の往復書簡も併せ、リーチの芸術活動を広くご紹介します、とのこと。

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滋賀県立近代美術館。 たまに来る。

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この美術館は公園内にあり、公園内のここのデザインはとてもいい。

 展覧会自体はつまらなかった。
交流のあった濱田庄司や河井 寛次郎に比べると、つまらない。
絵付けもイマイチだな。
中では、戦後の作品が渋くて比較的良かったが。
リーチが交流のあった白樺派の人たちの写真が興味深かったかな。

 常設展も見た。
滋賀県にかかわる画家の絵が展示されていたが、三橋節子の「田鶴来」が圧倒的に良かった。
三橋節子はNHKの「日曜美術館」で知った。
若い頃は、好きな雑草の絵を描いていた。
そういう絵も見たことがあるが、中々良かった。
34歳で癌により利き手の右手を切断。その後は左手で創作を続けたが、35歳の若さで癌の転移により他界した。
癌手術の前後から描かれた「湖の伝説」シリーズの絵はとても素晴らしい。
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これは、「鬼子母神」。 「田鶴来」のカードは売っていなかったので。

 彼女の渋い色彩と不明瞭な線が、伝説に合うし、彼女の伝説へのイマジネーションがまた素晴らしいのだ。

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